2014年11月29日土曜日

集団塾【数学担当】

三週間にわたって塾の話を書いたが、今日は最終回集団塾について。
集団塾とは毎週決まった曜日と時間に生徒を集め、講師がライブ授業をする形式を指す。
河合塾や駿台などが有名であり、数学のSEG・英語の平岡、鉄力など小規模ながら
支持されているものもある。
あまり知られていないのが東進ハイスクールの集合塾で
こちらはあの林修先生を始め、東進の映像講師がライブで授業をしてくれる。

このタイプの塾は部活を熱心にしている生徒には通塾が厳しい。
多少同講座の別教室授業振替制度などもあるが、それでもスケジュール調整をするには
ある程度ゆる~い部活に入部していないとならないだろう。
また、ほとんどの授業が夕方もしくは夜のスタートのため
学校が終わってからそれまでの時間をどこか(自習室や学校など)でつぶさなければならない。
おのずと帰りも遅くなるので、都内の塾に通塾すると千葉の自宅に帰ってくるころには
11時を回っているということもある。
うちの長男は、この時間つぶしと帰宅時間が遅いこと(その後の夕食が遅くなることも含め)が嫌で
都内の塾を退塾した経歴がある。
授業のレベルが自分と合うかどうかというのも一つの課題だ。
総じて授業内容は高度なため、学校の授業内容は理解しているレベルに達していなければならない。

しかし、熱のこもったライブ授業と顔を合わせての適切なアドバイスは他のタイプからは得られない。
また多くが、学校授業の先取り方式のため
学校では余裕を持って取り組め成績もアップする。
塾で一緒になる友達もできるから、お互い切磋琢磨して受験期の大きな支えになる。

塾講師の立場からすると、生徒の成績が自分の成果になるわけだから、指導も熱心になる。
またそこは人間なので、目の前にいる生徒に対して思い入れが生じるから
なんとしても引き上げてあげたいと思う。
ライブ授業の講師が時間が終了しても延長して授業を行うのはこうした気持ちの表れだ。

私個人の意見としては、塾の形式はこの集団塾が一番成績向上を期待できると考える。
各人課題はあるがそこをクリアして、高校生なら1科目だけでも在籍してみると
そこからまた違う景色が見られて新たな道が開けてくると思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿