2014年11月15日土曜日

個別指導塾【数学担当】

前回は家庭教師から個別指導塾へシフトしていく事情として
家庭教師というスタイルについて述べた。
それでは近年需要が増えてきている個別指導塾はどうなのだろうか。
個別指導塾は「明光義塾」「ITTO」「スクールIE」などが有名だ。
これらのメリットはまず、探すのに手間がかからない。
新聞の折り込み広告、ポストインチラシ、近所を歩いていれば教室を目にすることもある。
HPも充実しているから事前に見比べもできる。
月謝についても集合塾よりはやや高めではあるが、無理な相談ではない。

私は個別指導塾の問題点は講師の質だと思う。
とてもバラつきがあるのだ。いい先生に当たったらラッキー。でもほとんどが普通。
基本的にこのタイプの塾は、講師に指導法教育はしない。
講師間の交流もないので、ほかの人がどんな教え方をしているかもわからない。
だからとても素晴らしい先生がいる一方で、成長のない講師もいるわけだ。
もっと言えば、この手の塾はすべてフランチャイズ形式なので
塾長は個人事業主。まったく教育に携わったことがない人が塾経営をしていることもある。
そうすると、同じ系列の塾であってもそのバラつきは大きい。
3か月たっても成績が上がらないようなら、その講師は変えてもらった方がいい。
きっと他にいい講師がいるはずだ。

もう一つの問題点はパフォーマンスだ。
一対多の授業形式で90分の時間をどれだけ自分の子供にかけてもらっているか
おそらく20分かよくて30分というところだろう。
(実は講師には授業中に各人の学習記録記入が課せられていて、これが結構時間を割いている)
これには、きっちり宿題をしてきて、授業中は質問をたくさんする、という姿勢が解決策になる。
自分にかけてくれる時間をどれだけ確保するかを気にしてほしい。
すくなくともつまらない計算を延々させられて今日の授業はおしまいとならないように。
集合塾でのペースが合わない人、自分の勉強スタイルが決まっている人には
個別指導塾が最適である。
家庭教師と同様、学習の主導権は自分が持とう。
今日は何を教えてもらうのか、一つだけでも自分で決めていけばまったく違った一コマの授業になるはずだ。

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