2014年11月5日水曜日

魅せられて…【国語担当】

私は、「凝り性」で、何かにはまると、しばらくは、そればかり…
なんていうことも。衣食住・趣味・思考などにも、その傾向が強い。
で…何かというと、御察しの通り、「韓国ドラマ」である。
一時、「イニョン王妃の男子」というドラマに、はまった。どっぷり!
その論理の美しさに魅せられたのだ。
300年前の朝鮮王朝時代から、お札を使って現代にタイムスリップしてくる
お話であるが、史実絡みのラブロマンス…といったところであろうか。
主人公は歴史上の一人物…家門の名誉を取り戻す為に、奔走する青年。使用人が
寺の住職から授かった「お札」を身につけると、身の危険にさらされた時のみ、
時を超えて、その身を救ってくれる→2012年のソウルにタイムスリップ。
お札に書いてある呪文を唱えると、朝鮮王朝時代に戻れるって仕組み。
主人公は、聡明で利発。時を超えても、冷静に事実を判断し、図書館で実録書を読み
過去に戻り、信念を遂げる為、難題を解決、善処していく姿が好ましい。
彼は、タイムスリップすることで一命を取りとめるのだが、未来には、イニョン王妃
役の女優との出会いがあり、彼女との出会いが大きな鍵を握ることになる。
彼が、寺の住職に「運命とは、偶然か、必然か」と問うシーンがあり、
住職は「運命には、因果のみが存在する」と答える。
私は、常日頃から「運命必然説」を唱える身であるので、ここでまた、魅せられた!
我が身の人生においても「運命因果説」を考えるようになった…。
20話と短編であったが、最後の2話は、せつなくて、涙・涙!!!
彼が彼女に残した手紙は、内容も文章も言葉も美しく、書き写して、何度も読み返した。
とにかく、タイムスリップの論理が素晴らしく、何度も繰り返し見ては、
時系列に内容を整理したり、物語における因果について再考したり、
キーワードとなる言葉や情景を書き出しては、また魅せられて…。
寝ても覚めても、その論理のことばかり考えていた。主人公の台詞は、どれも
美しく、論理的で、官服姿の立ち居振る舞いと相まって、完璧に魅せられた。
主人公を演じた俳優は、歴史物は初出演(初主演)…ということだったが、
とても適役だったと思う。ドラマ自体も、ベスト10にも入ってはいないようだが、
私のなかでは、間違いなく「ナンバー1」である。

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