2014年2月26日水曜日

~っぽい【国語担当】

真央ちゃんのフリーの演技を見て、私が最初に発した言葉は
「できるんだったら最初からやってよ!」というキツイ言葉だった。
真央ちゃんの涙も「悔し涙」(SPで本来の力を発揮できなかったことへの)
か…と思ったくらいだ。
ライバルと言われてきたヨナちゃんにできて、真央ちゃんに
できないわけがない…と思うのだ。が、そもそも論でいくと
背負っているものが、ヨナちゃんと真央ちゃんでは違う(気がする)。
スケおた(スケートおたく)の知人に聞くと、
「真央ちゃんは不思議の国の妖精だから、大事な時に、気持ちが
どこかに行っちゃったりするんだよね~(力が発揮できない)」と言っていた。
もちろん9割が真央ちゃんのフリーの演技に「感動」(良い意味での)。
しかし批判もあった。税金使って期待させて何たるざまだ…というもの。
これをふまえて…生徒さんたちにはキツイ言葉を言った。
最後は笑って欲しいから!

「~っぽい」とは、~を多く含んでいる、~の傾向が強いという意味を
表す接尾語である。同義語に「~らしい」「~くさい」が
ある。「らしい」は先行する名詞が持つイメージがプラスで、
「くさい」はマイナス。「っぽい」は双方のイメージを併せ持つ。
粉っぽい・飽きっぽい・子供っぽい・湿っぽい・埃っぽい・嘘っぽい…
最近では、「まじっぽい」「ダメっぽい」「遅くなるっぽい」など、
「~的な」「~ような/みたいな」に似た、あいまいな表現にも
使われるが…これは誤り。「~っぽい」つながりで…
「とっぽい」という言葉があるが(知ってる?)
本来の意味は「生意気なこと」。明治時代に使われた言葉で、
昭和になり「不良じみた人」という意味にも進化(変化?)。
確かに昭和50年代…「あの人、とっぽいよね~」とよく使った。
もちろん「死語」である!

2014年2月23日日曜日

次のチャンスを生かす【数学担当】

フィギュアスケートのまおちゃん、すごかった。
前日のSPではメタメタだったのに、翌日の演技の素晴らしさは日本国民みんなを感動させてくれた。
彼女のひたむきさに感動し、演技終了後のまおちゃんの達成感が伝わってきて
自分のことのように涙した。
たった1日で気持ちを立て直すなんてどれだけ精神的に強いのだろうか。
男子フィギュアの町田樹選手も、SPで11位だったのに最終的には5位に浮上した。
彼はSP終了後のコメントで「こんなミスは僕はしないんですけど」とか
「メダルの届く位置に僕はいる」とか強気発言をしていたけれど、それも自分を鼓舞するための
有言実行発言だったと思っている。聞く人によってはどうかと思うかもしれないけれど
私は一生懸命になっている彼の気持ちがストレートに伝わってきて好感が持てた。

千葉公立高校入試前期試験の結果が19日にあった。
数学教室でも生徒さんたちから嬉しい連絡も残念な連絡もありの、落ち着かない一日だった。
涙を流した生徒さんたちは、そうはいっても次の後期試験の願書提出が2日後にあり
次のチャンスの試験は28日である。
まおちゃんも樹くんも自分でも予想をしないくらいの最悪な状況になり
その後奇跡のような復活をした。
みんなも気持ちを切り替えて後期試験に臨んでほしい。今できることをやる。
あと10点獲得するための最後のあがきをしてほしい。

まおちゃんはメダルを取れなかったけれど、彼女は自分の演技に十分満足しているはずだ。
私たちも金メダル以上の感動をもらった。
結果はどうであれ終わった時に達成感のある終わり方をしてほしい。
そこから、また新しい道が続いていくから。
高校入試はまだ人生の始まりでしかない。これから先の長い道の通過点。
いい通過点を通り過ぎてください。

2014年2月19日水曜日

千葉県公立高校入試【国語担当】

「国語」は、例年通りの一般的な問題。
「聞き取り」「漢字」「論説」「小説」「古文」「作文」と
バランスよく出題。(設問に漢文の書き下し文も有り!と多彩)
「論説」は「失敗学の法則」等の著者である畑山洋太郎氏の文章。
「小説」は、千葉県好みの文化物を題材にした文章。
「古文」も例年通り、文章自体易しく、全体の内容把握が中心。
今年は、記述が例年より多かった。しかも、抜き出しではなく、
自分の言葉で書くよう指示されている。
「作文」はグラフの読み取り。読み取っているかがカギ!
問題レベルとしては、中の下…といったところか。

それから、「携帯」や「PC」の普及により、廃れてきているもの
例えば…「手紙」「電話」。(「電話」が出題された!)
「敬語」「読書」「(日本の古き良き)文化」「作文(書くこと)」
そういったものを題材にする傾向が強くなってきている。
これは、公立高校一般のみならず、センター試験の傾向でもある。
私が出題者でも、問いたいところだ。
難易は様々ではあるが、「国語」である以上、そこは、問うておきたい。
「読解力」の究極は「要約」だ。「要約」ができるということは
筆者の言いたいことを理解し、自分の言葉に置き換えられるということ。
それが、最後の設問である「筆者が言いたいことは次のどれか」。
筆者の主張を出題者が「言い換え」ているから、探しなさい…
という問題。センター試験も千葉県公立高校問題もすべての
問いの最後は、同じくこの設問だった。それから「文章の構成」を
問う設問も全てにあった。
細かいところまで、読みとるより、おおまかな主旨を問う傾向が強い。
この傾向は、しばらく続くであろうとみている。
「敬語」「手紙」「電話」「作文」→今後も授業で力を入れていきたい。
(よくわからないけど…決意表明!)

2014年2月15日土曜日

2014年千葉高校入試【数学担当】

「へんてこりん」っていつも使っているから、みんなが使っていない言葉だとは気が付かなかった。
他にも「まっ赤ちか」って言葉、あまり使わないけれど私の中ではアルアル言葉だ。
ただ赤いというよりも、もっと全体が赤くなっている印象。
「血が出て体中がまっ赤ちか」「はずかしくて顔がまっ赤ちか」などと使う。
これも、確かにあまり聞かない言葉かも。

さて、今週12日・13日と千葉の公立高校入試があった。対象の生徒さんたちはお疲れさま。
幸いにも雪の影響もなく(その前後は降雪だった)、存分に力を出してきたと思う。
数学の問題は例年通りの出題傾向で、過去問をしっかり解いていた生徒さんは成果が出たはずである。
数学教室でも、自己採点の結果報告があり、みんなとても健闘してくれている。
来週の結果発表まで時間があるけれども、私としてはまあ大丈夫かなと大きくかまえている。

試験翌日に新聞に問題掲載がされていたので内容確認してみたが
これまでと大きな出題変更はなく、生徒さんたちがちょっと苦手とする
作図や図形の証明も比較的易化している。
例年、「デジタル放送になったのでTVを買い替えることになり…」とか
「白熱灯からエコを考えてLED電球に変えたら…」などというちょっとお話が入って
題意をぼんやりとさせるようなつまらない(!?)ストーリーは今年はなくて
ズバッと問題を提起している、ちょっと私立高校入試めいた問題に変更しているのは
私的には好感が持てた。問題も難易まぎれていて、レベルの差がある公立問題としては
良い問題だったと思う。

そして、今後の高校入試の変動のニュース。
以前は特色化選抜という名前で、高校独自問題で選抜していた前期試験が
学校独自問題を作成することに負荷を感じた高校が
前期も後期も統一試験を実施することになったのが2011年からである。
しかしながら、その形式でも学校の負荷は高く在校生の勉強にしわ寄せがあるとして
前後期1本化を視野に入れているという。
早ければ2年後には試験チャンスは1回になるということもあり、今後の入試動向に目が離せない状況になっている。
試験体制に翻弄される子供たちには気の毒な話である。

2014年2月12日水曜日

へんてこりん【国語担当】

実は、私は今まで「インフルエンザ」に罹患したことがない。
秘かに、「抗体」を持っているのではないかと思っている。
我が家には、毎年必ず罹患する「常連さん」と呼ぶ息子がいる。
Aは必須。ひどい時はBも頂く。傍で付きっきりの看病をしても
尚、発症しない!!!もしかしたら、十分な睡眠と栄養化の高い
食事(アルコールかも)、そしてストレスを上手に(いつの間にか)
発散しているから…なのか!?

数ちゃんのブログに「へんてこりん」とあったが、この単語は
私もよく使う。先日、友人に「へんてこりんって、よく使うけど
私の周りで、あなただけよ」と言われ、主人に確認すると
「関東では、「へんてこ」と昔はよく言ったけど…
「へんてこりん」は聞いたことがない。方言じゃないの?」と言われた。
調べてみると、「変的」が訛った「へんてこ」という形容動詞・名詞に
「りん」という調子を付けるために意味のない言葉がついたもので
江戸時代にできた言葉らしい(死語どころの騒ぎではない!)。
辞書には「普通の人間と大きく異なる性質を持っている人のこと」とある。
また「物事の異様なさま、相手の発言が理屈に合わないさま、
人の言動・風体が変わっているさまを罵る言葉」…とある。
同義語としては、「とんでもない奴」とか「クレイジーな奴」とか
「変な人」「奇人変人」「変わり者」「ユニークなキャラクター」
「個性派」「珍しいタイプ」などが挙げられていた。
私は、その他に「へんちくりん」とか「ちんちくりん」とかも使う。
「ちんちくりん」は、背の低い人のことや、着物の丈の短いさまを
(これまた)罵る言葉…とあった。
要するに「罵る言葉」ってわけだ。が「へんてこりん」という言葉は
それほど悪い意味で引用しているのではなく、響きが滑稽で、
「愛らしい」意味合いも含んでいるような気がする・・・けど。

2014年2月8日土曜日

インフルエンザ発症【数学担当】

これまでの人生でインフルエンザに罹患したことがないことが自慢だった。
家族もウィルスに強く、数年前新型インフルエンザが流行った時の長男、
昨年人生初のインフルエンザ罹患となった夫とこれまで2回しか看病をしたことがない。
そんなわけで予防注射も打ったり打たなかったりと、いい加減な感じだった。
油断していた。私には関係のない話だと。
それは突然やってきた。軽い咳が朝から出ていた。
そういえば数日前に来ていた生徒さん、咳していたな。それでもうつったか。
とりあえず、ほかの人にうつしても困るので朝からマスクをしていた。
いつも通り朝はウォーキングをし、買い物に行き家事をこなし
授業の準備をして夕方から生徒さんが来るのを待った。
夜の授業を終えるころ、なんだかとても疲れを感じた。
まあビールでも飲んでのんびりするか…と口をつけるが…飲めない!
ちっともおいしくない。この私がたった350mlのビールも飲み干せなかった。
それから、あっという間に発熱しダウン。
もう病院に行く前から自分はインフルエンザだってわかった。
こんな急激にへんてこりんなことになるの、それ以外ないって。
幸いなことに薬も効いて、数日で熱も下がり今は元気になりました(自宅でおとなしくしています)。
しかし、この受験前の一番大事な時期にあまりにもまずかった。
最後の仕上げの授業ができなかったし、万が一うつしていたらと思うと怖すぎる。
責任の取りようもない。

調べてみると私や家族のように、インフルエンザにかかりにくい人というのはいるようだ。
免疫力が高いと表されているが、免疫力といっても一言で言い表せるものでもない。
栄養のバランスの良いものを食べて、細かいことにくよくよしないでおおらかに暮らすと良い、
そんな記述もある。ストレスを作らない生活をするというのもあった。
今回の場合、私はとても疲れていた。息子の学校や夫の会社の都合で、ここ1ヵ月毎朝5時起き
夜もなかなか早く寝られなかった。それが発症の一因となっていたと思う。
来年からはかならず、予防接種を打とうと心に決めた。
因みに長男は「俺、インフルにかからないから打たない」って豪語してたけど。

2014年2月5日水曜日

自己アピール【国語担当】

昨今、推薦入試だけでなく、一般試験でも特色ある試験を
実施している学校が増えている。
そのひとつが、数分間の「自己アピール」だ。
基本的には、決められた時間内で何をしてもよい…とのこと。
「自己アピール」とは、文字通り、自分の良さをアピールすることである。
自分の長所について、そう思った理由や、具体的エピソード、
そして、それを今後の学生生活にどう活かしていくか…を述べる。
芸術的な分野でアピールしたいのなら、実演するのがベスト。
やはり、視覚に訴えるのが、一番印象強い。

志願書には、志望校のホームページや学校案内のパンフレットから
得た情報を上手く活用し、志望動機・理由を述べている(はず)。
試験する側は、事前に提出された志願書等を手元に置き、
ましてや、その内容はきちんと把握しているのだから、
同じことの繰り返しでは、意味がない(芸がない)。
書ききれなかった「長所」をアピールしたい。
「意外性」があったりすると、尚更◎!
そして、具体的エピソードは必須!
自分の長所は、なかなか自身では思い浮かばない…という人は、
知り合いに自分の印象を聞いてみたりすると良い。
とにかくいっぱいアピールしたいという気持ちはわかるが、
焦点がぼけないように、上手く話しをまとめたい。
最後は、必ず、志望校でその長所をどう活かすかにつなげて締めたい。
「自己アピール」は、きっと、これから先、就活や
婚活(!?)などにも必要になるであろうから、
これを機会に自分を見つめ直してみては、いかが?

2014年2月2日日曜日

受験シーズン到来【数学担当】

昨日より東京中学受験が始まりました。
千葉の公立高校入試も来週から始まります。
2年前の2012年に投稿したブログが、まさに今の私の思いなので
また再投稿してみます。
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今日は入試直前の生徒さんへ、メッセージです。
試験までカウントダウンが始まりました。
直前だからといって、特別なことをする必要はありません。
急に新しい問題集を始めたり、今まで保留にしていた過去問を解いてみたり…
普段と違う事をすることによるメリットはありません。
かえって、不安が生じたり普段のペースが崩れたりします。

いつも通り、基本に忠実に。
ミス問を解き直したり、暗記モノの確認をしたりしてください。
もう、十分に実力がついています。
あとは、それをぶつけるだけ。
大丈夫!やるべきことはもうやってきたのだから。

試験当日のこと。
みんなもう、緊張していますか。
緊張することはいいことです。
アドレナリンが出て、持てる力以上のものが出せます。
火事場の馬鹿力というやつです。
緊張しない人はいません。
むしろ、緊張しないのはちょっと問題かも。
のんびり、お気楽に受験しちゃうと本領発揮する前に
試験終了ということになります。
だから、みなさん緊張してくださいね。
持ち物の中に、チョコレートとか、甘い飲み物とかお茶などがあるといいです。
小腹がすいた時や、脳に栄養を与えたい時にベストなアイテムです。
アメは、休み時間内に食べ切れないことがあるので
お勧めできません。

みんなは、今まで十分勉強してきました。
やるべきことはやってきました。
合否はあくまでも結果であって、みんなの努力は合格に値します。
おもいっきり緊張して、持てる力全部をぶつけてきて下さい。
春はもうそこまで来ているよ~。

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今年の主役はあなた!がんばれ!!