2012年6月30日土曜日

どんなふうに考えている?【数学担当】

先週「生物は知識を集約させる要素が多い」と言ったけれど
その土曜日に次男の高校の保護者会で
先生からのお話があった。
「みなさん、生物は暗記教科だと思っていませんか。
 違います。生物は考察の教科なのです。
 暗記すればいいと思っているから、成績が取れないのです。」
が~~ん!! そうなの?そうなの?

そこでまた、考えてみました。
考察…それって数学の問題を解くというのとは違うのかな、同じかな。
先生がおっしゃるには、いろんな状況をふまえて
なぜそうなるかを「考察」するのだそうで…。
確かに、基本問題とかは暗記かもしれないけれど
大学入試レベルになれば、考察になるというのもうなずける。
でもそれは数学だって同じことで、基本問題は公式を暗記して
それを活用するだけで、応用問題になったときに
初めてあれこれ考え始める。

結局のところ暗記と論理的展開という切り口での理系文系は
分けられないということなのかしら。
とすれば、国ちゃんのいうように
解答が1つなのか複数考えられるのか、そういう観点での切り分けという方が
すっきりできるのかもしれない。

とはいえ、やはり暗記が苦手な私としては
どうしてもそこにこだわってしまう。
なんで暗記苦手なの? コツってあるのかしら。
因みに数学の問題を解くときの私の思考は
ちょっとずつ、あちこちから考えてみる! という方式。
問題を見た時にひらめく解法があって、試してみてもうまくいかないことはザラ。
なんかうまくいかないな~と思ったら、あっさりそれはやめて
(ただし消しゴムで消さない。もしかしたら正しいかもしれないから)
別なアプローチをしてみる。
一つの単元にこだわらず、いろんな単元から知識を引っ張ってくるということも
正解に結び付くことが多い。
ちょこちょこお試しをするというのは、私の性格にもあっていて
だから数学があっているのかもしれない。
なにしろ、普段の生活からお試ししては、あっさりやめるってこと
多いもんな~。
(最近のお試しは手作りせっけん。とっても楽しいの❤)


 

2012年6月27日水曜日

理系か文系か【国語担当】

まずは、その「定義」から…
理系とは、主に自然界を研究の対象とする学問の系統
文系とは、主に人間の活動を研究の対象とする学問の系統
と、ある。
しかしながら、私たちは、数学が好き(できる)か否かで
理系か文系か判断しているのではないだろうか。
大抵は、好き=できる…であり、好きな場合、数学>社会
であろう。また、その逆の場合もある。対局は数学と社会。
では、両方とも好き(できる)な場合、どちらにより興味が
あるか、または、将来の目標が、よりどちらに傾倒しているか、
で、一方を選んでいる。進学や就職のステップとしての
第一段階の選別方法と言えるだろう。残念ながら、この
第一段階に芸術系と体育会系はない!…し、
ある意味、こっちは、重複も有りだろう。
数ちゃんの言うように、記憶系が得意なら文系、暗算や
論理的な思考なら理系というのも、うなずける。
私は暗記が得意で社会は大好き!だった。数学は、数列が
論理的に全く理解できず、解く楽しさを味わうこともなく挫折。
数ちゃんに言われて気付いたが、確かに理系はピラミッド形式に
論理を積み上げて言って答えを導き出すもので、文系はいかに
知識を広げられるかという気がする。(10のことを1
整理するのが理系で、110に膨らますのが文系!)
理系の場合、解答はひとつで、そこにたどり着いた時の
達成感は計り知れないであろう。文系の場合は、その逆で
正解がひとつではないから、面白いのかもしれない。
音楽をメロディで聴くのが理系で、歌詞なら文系…で説も有り。
…音楽は魂で聴け!って説も有り(汗)。
あるサイトに「理系は未来を作る創世者」であり、
「文系は過去を守る守護神」とあった。素敵じゃない!!
で、考えた…「芸術系は、希望への夢先案内人」で
体育会系は、健康への水先案内人」!(また膨らましちゃった…)

2012年6月23日土曜日

暗記が苦手【数学担当】

昨日の朝日新聞の読者投稿欄に
百人一首を暗唱しているという65歳の女性の話が載っていて
「好きで続ける暗唱は、試験勉強のために詰め込んだ暗記
とは違う。この心地よさをゆっくり味わって行きたい。」
と締めくくられていた。
国ちゃんの言う「大人の勉強」を楽しんでいるいい例だよね。
実は私も、先日本屋へ行って
「数学再入門」と「フェルマーの最終定理」を購入してきた。
もう一度基本に戻りたいという知識欲が
もくもくとわきあがってきたというわけ
(湧きあがってきただけで、まだ一ページも読んでいない(^^ゞ)
でも、「なんで数学?苦手な歴史の再勉強はいいの?」
という別の自分もいるわけで…。
そもそも子供のころから、歴史が苦手。
それは、大人になった今も変わらない。
NHKの大河ドラマも、歴史の基本知識がないので登場人物が
整理しきれず途中で挫折してしまう。
漫画ベルばらもフランス革命の歴史の部分を読むのは辛かった。
一方で国語に関して言えば、俳句とか短歌は割と好きで、
月曜朝刊の朝日歌壇は欠かさず見ている。
源氏物語ももう一度読んでみたいなとは思っているけれど
こちらの敷居は高くまだ手を出せずにいる。
こうしてみると文系が苦手というより、
記憶力(暗記力)が必要な科目が苦手なのかもしれない。
確かに、理系科目の生物は苦手だった。

社会(日本史・世界史・地理・政経)、理科(生物・地学)は
知識を集積させる要素が多い。
英語、国語(古典・漢文)、理科(化学)は
最初かなり覚えておかなくちゃいけないことがあるけど、それ以降は
それをツールに問題を解いていくことがメイン。
国語(現代文)、数学、理科(物理)は
あまり覚えることは多くなくて、知ってる知識をどう使うかが主流となる。
こうしてみると、理系と文系の違いというのはある側面からみると
知識を蓄積させる作業が多いのが文系
とういう感じがしない?
だけど、文系理系にはっきり決めきれないのは
文系→暗記、理系→思考
と線引きができない、それぞれの教科があるからかも。

2012年6月20日水曜日

大人…勉強【国語担当】


数ちゃんがワイン片手に読書する老後が、目に浮かぶ~。
なんか…似合ってる!
私の「世界遺産巡り」っていうのも…落ち着かないタイプ
だから、あっという間に巡りまくって終了!みたいな…。
究極の夢は「死んだら、猪苗代湖に散骨して欲しい!」
…こうなると夢じゃなくて、もう「遺言」↓

さて、本題。大人になってからの勉強。
学生の頃は、目的が試験(受験)で…そのための暗記や
方法が中心となり、その学問を読み解き、理解するなんて
考える余裕もなかった。
大人になり、勉強を始める人が増えてきているらしい。
きっかけは、子供の受験(質問され…)が多いが、
目的がはっきりしているのが特徴。学習内容と実務に
関連性が高い。また、経験があるから理解力が上がり、
頭に入りやすい。
つまり「なぜ?」がわかる勉強なのだ。
特に数学は人気。奥が深く、こんなに面白い学問なのか、
と感動するみたい。
国語では、漢文が人気。漢詩の響きの美しさや人生訓に
感動するらしい。
私にとって、大人になってからの国語は…点を取る為の
テクニックありき…、文章の美しさを説いている余裕がないのが現状。
本を読んでいても「ここ狙われそう!」とか考えてしまうし、
筆者の主張もすぐ理解してしまい、「説明長っ!」とか(汗)。

ところで、数ちゃんは理系で、私は文系なわけだけど、
そもそも理系と文系の違いって何なのかな?
理系の親は、子供の夏休みの課題…実験・観察に燃え、
文系の親は、読書感想文に燃える!(私は燃えた!冬は書き初め!)
ちなみに芸術系の親は、工作やポスターに!
体育会系の親は、ラジオ体操と水分補給に!

2012年6月16日土曜日

現在の夢【数学担当】

国ちゃんの将来の夢「世界遺産めぐり」っていうのは初めて聞いたな。
寝る間を惜しんで働くっていうのは、商家の娘らしい(過去のブログを参照ください)。
「生まれ変わったら刑事になりたい」っていうのは知ってたし、
なにしろ、刑事ドラマ好きだものね!
私はいずれは、仕事も引退して
そしたら、「昼間からワインを片手に日々読書をする」っていうのが理想。
そして、時々映画を観たり、お芝居を観に行ったりしたいな。

でもそうなる前、身近な夢としては
こういう仕事をしているから、
数学の指導者としてみんなの役に立ちたいな
と思っている。
数学が苦手な人が沢山いるのはわかる。でも、言うほど難しくなんだよ。
だから、そこのところをみんなに知ってもらいたい。

今年度になってから、高校生の生徒さんが増えて
それに合せて授業準備のために勉強する時間を割いています。
これがまた、楽しいのよ~。
知識がよみがえってくるという感覚が、とても楽しい。
この楽しさを、保護者の皆さんにも知ってもらいたいんだよな。
 
お母さんが数学が好きになると、子供たちにも伝わると思うんだけどどうだろうか。
国ちゃん、どう思う?
国語は苦手な私でも、楽しさを感じることあるかな?

2012年6月13日水曜日

夢と現実【国語担当】

子供の頃の「夢」について話してきたけど、
「現在の夢」って何?

人生の半分以上を生きてきた(涙)私たちは、
「夢」を実現する方法を知っている訳で…非現実的な「夢」は
「妄想」であり、現実的な夢は「願望」であり「逃避」だったりする。

またまたデータを調べてみたよ。
40代の「夢…現実的な方」
①結婚(独身者にとっては切なる願いだね)
②子供の成長(自分のことじゃない…) 
③出世/起業(最後のあがき?!)
いろんな意味で、老後がもう間近に見えているからね(しみじみ…)。
40代「非現実的な方」…もし生まれ変われるとしたら!
男性…①プロ野球選手 ②医師 ③パイロット
女性…①歌手 ②医師 ③キャビンアテンダント
これが、20代だと①歌手 ②医師 ③ミュージシャン となる。
①位は、多くの人に注目されたいという願望から。②位は現実には
叶えられない夢(能力的にも)とわかっているから尚更ってとこかな。
=高収入って面も有り。③位は、ドラマに描かれるイメージかららしい。

数ちゃんは、どうかな?
私は、非現実的な「妄想」…医師(救命救急!)とか、刑事
(捜査一課!)。寝る間も惜しんで働くイメージ。
「もう3日も家に帰っていないよ~!!」みたいな。
ワイルドだろ~?!(しかしこれは、はっきり言って、
知力的にも体力的にも、もう無理なの↓だから「妄想」…)。
結局は、子供たちが巣立ったら、世界遺産巡りでもしたいなあ~
(できるような暮らし…)って感じ…こっちは、かなり現実的↓。

2012年6月9日土曜日

将来の夢がみつからない時【数学担当】

国ちゃんのリサーチの「7割の中学生が夢を持っている」というのには
びっくり!もっと少ないのかなと思っていました。

高校一年生は、そろそろ文系理系選択をする時期になっているようです。
「数学は好きなんだけど化学と物理が苦手なんで、理系は無理ですか?」
「文系希望なのだけれど、数学が得意なんでそれを生かす方法はありますか?」
などなど、相談を受けています。
国ちゃんも言ってるけど、将来の夢(職種など)が決まっていれば
決めることは簡単なんだけど、高校生くらいになると
現実が目の前に見えてきて、夢すらも霞んでくる…

実際のところ、自分の夢が現実になっている人ってどのくらいいるのだろうか。
少なくとも私の周りには、数えるくらいしかいない。
でも、その時夢がかなわなかったけれど、
気がついたらまたその夢にかかわっているってことがあるんじゃないかな
と思うこともあります。
私自身、高校の時にあんなに「数学を勉強したい!」と思っていたのに、
女子大生を謳歌してすっかりそんなことも忘れ(苦笑)、結局のところ
数学とは全く関係のないメーカーに就職。
「絶対先生にはならないけど、資格だけとっておこうかな~」と取得した教員免許。
めぐりめぐって、今また数学・教育という場に身を置くことになりました。
国ちゃんだって大学受験の時、模試でぶっちぎり全国一位を叩きだした国語は
大学卒業後就職の職種には関係はなかったかもしれないけど
今は国語の先生をしているしね。

何が好きなのかということを大事にしていれば
具体的な夢がなくても焦ることないよね、と子供たちには言ってあげたいです。
時間をかけてみつかることもあると思うから。




2012年6月6日水曜日

将来の夢【国語担当】

数ちゃん…「医者」って、なんか想像できる!
白衣、似合いそうだね。
一昔前は「先生」と呼ばれる仕事が人気だったからね。
医者・教師(田舎では美容師も「先生」だった…)。

中学生の7割が「将来の夢がある」と答えていて、
結局は、受験勉強へのやる気が高まることから、
学校の先生や塾の先生の推奨もあるのだろうけど。
具体的な「夢」があれば、それを実現するためには、
なにをすべきか?と、より立体的・積極的な方向性を
捉えやすいから、受験勉強にも身が入るって訳。
だから、小学生の頃は、「野球選手になりたい」なんて
言っていた子が、高校生になり「教師・公務員」、
女の子は「ケーキ屋さん」が「幼稚園の先生」とか
言い出す。一気に安定志向へ向かう。
私の「史学者」もその典型的な例。「歴史が好きなら
史学部を目指せ!」みたいな。まさか、ゴダイゴの
タケカワユキヒデが好きだから、東京外語大に行きたい
とは言えなかった…中学の時、言って、先生に鼻で笑われた(汗)。

データによると、自分の興味や趣味がはっきりしている
子は、それにつながる仕事を目指すようになるらしい。
例えば、飛行機が大好きだから、パイロットやエンジニアとか。
また、親のちょっとした言葉や価値観、育った環境などから
影響を受けることも多い(数ちゃんの例はこれ!)。
夢を持ったきかっけも、「親」が1位だし、9割の子が
母親に「将来の夢」を語っているんだって。
多くの情報が手に入る現代は、現状や現況(自分の能力)を
否応なしに思い知らされ、夢を見る前にあきらめてしまうことが
多いそうです。親や周りの大人たちの適切なアドバイスが
より一層大切な時代なのかもしれませんね。

2012年6月2日土曜日

子供への夢【数学担当】

国ちゃんが高校時代「ジャーナリスト」希望だったのは知っていたけど
「史学者」っていうのは知らなかった。
「史学者」って職業的には何をする人なの?
高校時代先生にH大の工学部の推薦入学を勧められ
「数学科に行きたいのでちょっと…」と断ったら
「君の成績でこの大学に入れると思っているのか~!!」と
怒られました。
私たちが高校生の時代、今のように個性を優先という考えはなかったのか
国ちゃんも私も、先生から厳しいことを言われていたようで…。

私が子供のころは、母に「医者になれ」と言われていました。
親戚に医者が多かったので、いわば見栄というものでしょうか。
成績面でも経済面でも、医学部には到底届くはずもなく
高校生の時に、将来の見通しもないまま「数学科」を選びました。
さすがに、この時は母は泣いてましたけど。
そんなこともあって、私は息子たちに
将来の職業や方向性について、特に意見を言いません。

私のお友達の一人で、「子供の頃よく美術館に連れていかれた」
という方がいます。
「別に美術関係の職業を勧められたわけではない」
「正直、ちっとも楽しくなかった」
と、彼女は言っていますが
一緒にトールペイントを習っていた時の色合いのセンスは抜群でした。

息子が小学生の頃、NASAの関係博物館や資料館などに
わりと頻繁に連れて行っていました。
特に意味はなく、まあ、近所にあったからというだけの理由です。
それが、今になって宇宙関係を勉強したいと言い出し
この春小さな一歩を踏み出しました。
意図したわけでもないのに、やっぱり親の影響というものは
あるのだな、としみじみと感じてしまいました。