2014年11月12日水曜日

ハロウィン【国語担当】

1031日に行われる、古代ケルト人が起源とされるお祭りのこと。
カボチャをくり抜いて飾ったり、子どもたちが魔女やお化けに仮装して
近くの家々を訪れてお菓子をもらったりする風習がある。
秋の収穫を祝い、悪霊などを追いだす宗教的な意味合いのある行事であったが、
現代では民間行事として定着し、祝祭本来の宗教的な意味合いは、ほとんどなくなっている。
日本では、キディランド原宿店が、1970年代にハロウィン関連商品の店頭販売を開始し、
1983年のハロウィンでは、販売促進の一環として日本初のハロウィンパレードを開催した。
クリスマスなどと同様に、日本で行われるハロウィンの催しには宗教的色彩はより薄い。
東京ディズニーランドでは、1997年に園内に仮装した入園者が集まるイベント
「ディズニー・ハッピー・ハロウィン」が開催され、2001年からは、
園内パレードも行われるようになり、次第に秋のイベントとして恒例化していき、
現在では、9月初旬から始まる大きなイベントとなっている。
2014年のハロウィンでは、渋谷に多数の仮装者が集まったため、混乱状態となり、
機動隊が出動し、逮捕者も2名出るなど未明まで騒ぎが続いたとニュースになった。
東京ディズニーランドが、「ディズニー・ハロウィン」を開催した頃から、
認知度が上がっていき、その後、少しずつ秋の文化として普及。
各地で仮装パレードなどのイベントが開催されるようになり、食品会社が
ハロウィン商戦へ参入。現在では、その認知度は、ほぼ100%に近い状態で、
経済効果も1100億円規模の市場となり、ついには、バレンタインを抜いた…というのだ。
ひと昔前、10月の最大イベントは「体育の日」の運動会(社内・町内)だった。
いつの間にか、そういったイベントが少なくなり、社内運動会が開催されただけでも
ニュースになるような時代になってしまった。ハロウィンは、昨今、ディズニーランドでも
人気のイベントと聞いて驚いていた矢先である。
人気の大きな要因は、「全身仮装」にあるという。非日常感に一層、盛り上がるらしい。
USJでは「スペシャルゾンビモブ」が開催され、大賑わいだったとか。
確かに、正体不明のヤカラに仮装して、練り歩いてみたい感じは、ある。
そして、11/1には、もうクリスマスイルミネーションの灯火…。
一年は、あっという間だ。

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