2014年4月30日水曜日

古き良き時代…昭和【国語担当】


四万温泉…四万の病に効くという名湯! 行ってみたいなぁ~。

さて、昨今「見直される昭和」などと題して、TVや雑誌で特集が
組まれたり、ネットなどでも語られたり、懐かしんでいる人が多い。
昭和初期は、戦争が続いた苦しい、悲しい時代だった。
しかし、昭和39年、新幹線開通と東京オリンピック開催を機に
日本中が湧き立ち、敗戦でたくさんのものを失った日本人が、
自信と誇りを取り戻した。そして、人々の努力によって日本経済が
急成長を遂げた時代…「昭和」。皆が同じ方向を向いていた時代。
貧しかったけど、シンプルで心が豊かだった(気がする)時代。
昭和4050年代は、その象徴的な時代だった。①都市文化の形成
(通勤ラッシュが生まれたり…) ②マスメディアの発達(ラジオ・TV)
③世界文化の流入(衣食住の洋風化)④高等教育の時代(高校進学は当たり前!)
私はまさにその時代を生きてきた。
「昭和」を象徴するものをいくつか挙げてみよう…
・アイドル(アイドルは、遠くて、「神」のような存在だった)
・漫画(週刊誌や月刊誌は売り切れ続出、回し読みした時代)
・昭和歌謡(かなり古いものまで歌えるから不思議だ…)
・ナポリタン(赤いパスタは、見た目も味も衝撃的だった)
・カセット(録音はカセットが基本!今でも持っているが聴く機械がない↓)
・文通(雑誌には、必ず「文通コーナー」があり、希望者が自己紹介を添え、
文通(手紙のやりとり)してくれる友達を募集していた。個人情報だだ漏れ↓)
・夏はひたすら暑く! 冬はただただ寒い!というのが当たり前だった。
429日は、「天皇誕生日」だった。今となっては、もはや「昭和の日」である。
祝日も名前と日にちが変わってしまい、今日は何の祝日なのかわからなくなっている。
いまだに「115日は成人の日じゃなかったっけ?」などと言ってしまう…
そう思うあなたも立派な「昭和人」です!

2014年4月26日土曜日

お出かけ情報源【数学担当】

昨年末のまだ寒いころに、国ちゃんが箱根美術館のCMの話をしていた。
やっぱり出かけたんだね。
CMの効果というのは大きい。

私のお出かけ情報源の一つは、週末の新聞折り込みに入ってくる旅行会社の広告。
多分バス会社の旅行ツアー広告だと思う。
日帰りバスツアーや1泊程度のちょっと遠距離のツアーなどが提案されている。
この企画がなかなか良く、ときどき参考にさせてもらっている。
福島出身でありながら、つい最近知った大内宿もここからだ。
もう一つ毎週チェックしているのが、日経新聞土曜版の裏面にある温泉紹介欄だ。
全国各地の隠れた温泉と宿、名物を紹介している。
先日ここに載っていた四万温泉へ出かけた。
四万温泉は群馬県の草津や伊香保温泉のそばでありながらも
その地味さ加減(失礼!)にあまり知られていない。
私自身もここのことは全く知らなかった(まあ、地理苦手なんで知らないところが多いんだけど)。
千と千尋の神隠しのモデルになった場所ともいわれ
実際あの映画をイメージできる建物もある。
有料で館内を見て回ることもできる。
温泉自体は道路に面した細長い街で、歩いて行ってもあっという間に
町のはずれに到着してしまう小さなものだが
かえってそれが、遠くへ旅行に来た感を高めてくれる。
名物のうなぎは、唯一このエリアにあるうなぎ屋で
売り切れた時点で閉店。来ている人みんながうな重を注文していた。
3月末でありながらも、朝から雪が降り積もり
雪を見ながらの露天風呂と部屋での雪見酒は最高!
日経新聞ありがとう、という気持ちでいっぱいだった。

そういえば昨日友人とお食事したときに
「日帰りバスツアーに行こうよ!」って言ってた彼女。
その情報源はどこから?
近いうちにここで、バスツアー行きましたの報告ができそうな予感。

2014年4月23日水曜日

苔【国語担当】

地表や岩に上に這いつくばるように成長し、広がるような植物的なもの。
日本庭園や盆栽で利用されるほか、国歌「君が代」で歌われる。
ちなみに「苔むす」とは、その状態が長く続いてきたことを示す。
花言葉(一応あるようだ)は、母性愛・信頼・孤独。
苔は、乾燥に強いが、高温の蒸れに弱く、半日陰でよく育つ。
手入れがなかなか大変で…①水やりは夕方にたくさん!
②水はけをよくする! ③風除けを設ける!
④落ち葉を取り除く(光合成ができるように)!
手入れは、なかなか大変だ…。

週末、小田急ロマンスカーのCMで話題になった「箱根美術館」に
行ってきた。「おじいちゃんと私は好きなものが似ている…」ってCM。
小田急電鉄が、ロマンスカーのCMにロケ地として起用。
2013年 秋 おじいちゃんと私 編」である。

「箱根美術館」は、箱根で最も古い美術館である。
創立者・岡田茂吉が設計して作った美術館の敷地内には130種類以上の苔と
200本のモミジの苔庭や萩の道、竹庭などがあり、四季折々に美しい姿を見せる。
おじいちゃんと孫が、庭園の茶室で抹茶を飲みながら、美しいモミジと苔庭を
眺めるシーン。CMが流れるや、小田急電鉄には問い合わせが殺到。
箱根美術館にも大勢の人が押し寄せた。入館口は長蛇の列。茶室は常時満席。
写真を撮ろうにも人が邪魔で思うように撮れない…半年経ち、春になった今でも
たくさんの人が訪れていた。
当日は小雨。曇り空だったが、竹林と苔庭がとにかく美しかった。
かなり感動! すごく感動!
 
CMに起用される条件は、まず「どこか懐かしさ」があること。そして、
「そこに行かないと見られない景色」「他には変えられない景色」である。
さらに、景色・風景プラス「何か」があると好感度は跳ね上がる。
「何か」とは、季節感・かわいい動物・情緒的なストーリー・景色に合う優雅な音楽
古いモノと最新のモノを組み合わせたギャップの面白み…等々。
箱根美術館(の苔庭)は、それらを兼ね備えた場所だったのだ。
紅葉の時期は、さぞかし美しいことであろう。
たかが「苔」と思っていたが、されど「苔」!!!…だった。

2014年4月19日土曜日

どこまで買えるか【数学担当】

以前ブログで紹介したスーパープレゼンテーション(Eテレ水曜22時)で面白い講演があった。
ハーバード大学白熱教室で有名なサンデル教授の
「市民生活が市場主義に支配されていはいけない」というテーマだ。内容は…
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今や、お金で買えないものはほとんどない。
例えばテーマーパークのジャンプパス。このパスを持っていれば
どんなに長い列でもジャンプして一番先頭に入れる。
さらにCAの刑務所にはスペシャルルームがあって、一晩82㌦払えば清潔な個室ベッドルーム
が確保できるという。鉄格子はあるが…。
こうしてお金で買えるものが増えれば、生活の基本である選挙・保険・教育までもが
左右され、持つものと持たないものの格差が生まれてくる。
そしてお互いの接点が薄れてしまう。
ある小学校で、本を一冊読み終えるとご褒美としてお金をあげるという試みをした。
これによって、今まで本に興味を持たなかった子供たちが読書の楽しさを知ることができ
一方で読まれる本はページ数の少ない薄いものが増えたという。
金銭というモチベーションが、読書本来の楽しさという価値観にとって代わってしまった。
私たちの本来の喜びがお金で買われてしまったのだ。
普通の暮らしではいろいろな人々が交流し、社会的一体感を持つことが必要である。
そんな社会でなければつまらない。なんでも買えるということは何でも買われてしまう
(楽しみまでも)ということになる。
市場主義に支配されてはいけないのだ。…
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先週の「住む場所」で、教育熱心な地域についての新聞記事を紹介した。
これを読んだとき、サンデル教授のプレゼンテーションを思い出したのだ。
接点が薄れた環境に暮らしているのではないか、という気持ちになった。
大学生になってアルバイトを始めた長男が、働くことによっていろんな立場の人と会うことができ
考え方や将来に対する思いなどに触れる機会があるという。
そこで自分が感じることも多そうだ。
次男が部活交流している他校は進学校ではないところも多い。
春には社会にでる彼らは、自分の将来をしっかり決めてなんだかカッコよく見えるらしい。
自分たちのエリアから少し外に出てみると、楽しいこともたくさんある。
息子たちの話すことや顔つきが少し変わってきたのはそんなところにあるのかと感じている。

2014年4月16日水曜日

当世女子校生気質【国語担当】

以下…( )は、70年代の女子校生のつぶやき。
【試験前はおシャンティーなカフェで勉強!】
「おシャンティー」とは、おシャレをオシャレに言う言葉らしい。
「ティー」に意味はない。
(「みきティー!」って、そういう意味だったのか!
私たちの時代なら「みきっぺ」ってとこかな。
その後、「みきみき」・「みきりん」・「みきっち」なんて時代あったねぇ。)
「カフェで勉強する」…一昔前はファミレスで勉強だった。
自宅は何かと誘惑が多い。一人でやれるし、適度な雑音が
集中効果をより促進してくれるらしい。
(もちろん図書館!…っていうか、家でやれ!)
【帰りにミュゼで脱毛】
今なら500円ちょっとで両脇脱毛可能。完全脱毛まで追加料金なし!
しかし、両脇では済まなくなる。足→腕→手の甲(指)…金額超過は必須!
(確かに500円は安い!私たちは、脱毛テープを張り(主にすね・腕)
生え方と逆方向から一気にはがす→激痛→血が滲む→皮膚障害を起こす。
激痛に耐えられない場合は、脱色。脱色した体毛は、太陽の光を浴びると
金色に輝き、「ライオン」というあだ名を付けられる友人もいた。
もしくは、毛抜きで地道に抜く(主に脇)→地道過ぎて、吐きそうになる。
まあ、当時はストッキングの中で、すね毛がとぐろをまいている
女子校生いっぱいいたよ! …っていうか、指の脱毛って必要?)
【小物はブランド物…一番人気はサマンサ】
財布・ポーチ・筆入れ(ペンケース)・パスケース等々、基本はブランド物。
サマンサタバサは、一番人気で、女子校生のステータス。他に
マリークワァント・アナスイなどが人気。ヴィトン・バーバリー・
シャネルなどというツワモノも!!
(サンリオ! ハローキティー・ケロケロケロッピ・キキララ!!)

2014年4月12日土曜日

住む場所【数学担当】

高校時代の私の彼氏はお勉強大好き人間だった。そしてとにかく勉強ができた。
結局学校推薦を取り難関私立大学へ進学した。
方や私はというと、お勉強サボりたい人間で学業成績はイマイチだったから
デートと言えばお勉強を教えてもらうというパターンが多かった。
初々しい高校生のデートなのに興ざめであるが
私にとっては助かっていたわけで、その後も結構長いお付き合いが続いた。
今ではすっかり縁が切れてしまったけれど、どこでどうしているやら
ちょっと気になるところではある。

2日付の朝日新聞に自宅エリアに関する記事が掲載された。
小学6年生の約4割が私立または公立中高一貫校などに進む地域であり
また、地元の公立中学も教育方針に特徴のある学校で
あえて進学させる保護者もいる、と紹介されている。
その中で進学塾京葉学院が
「高収入で子供にしっかりとした教育を受けさせたいと考える保護者が多い」
「何らかの形で教育にかかわりたいという意識が強い」
とコメントしている。
私自身この地域に転居を考えたとき、教育レベルの高さを評価し
実際自分の子供を育ててみて、評判以上に良いところだと感じた。
その後こうして教育の仕事に携わってみると、
地域の保護者のレベルの高さを実感する。
孟母三遷ということわざもあるように、住むところで子供に影響を与えられるなら
最大限の努力をしたいと考えるのは当然と言えば当然であろう。
しかし一方で、ちくりと感じる不安は
こうして整えられた環境の中で育った息子たちは、将来どうなるのだろうということである。
もし息子たちがひとりだちしたときに、経済的苦境に直面したら乗り越えていけるのか。
あるいは、違った環境で育った周りの人たちの考え方を理解できるのか。
自分とは違うと切り捨ててしまわないか。あるいは必要以上に興味を持ち
ハマりこんでいってしまわないか。
この話に関係する面白い内容のTVを観た。これについて次回は続ける。

2014年4月9日水曜日

堂々巡り【国語担当】

鶏が先か卵が先か…と言う言葉があるが、鶏が卵を産むのだから
鶏が先! いや、その鶏は、卵から生まれたのだから、卵が先!
つまり、答えが出ない、「堂々巡り」ということだ。

私には、今でも忘れられず、時折思い出し、感慨にふける言葉がある。
高校時代の数ちゃんのBF…S君の言葉だ!
「公式が先ではない。いろいろな考察から公式が生まれるのだ」
考えたこともなかった。弱冠16歳で、この言葉を吐いたS君は、「深い!」
数ちゃんは、当時「S君の話題は、勉強に関することばかり。今日は
「五段活用」について語られた…」とか言ってたね。
高校生で他人(彼女だけど)に「五段活用」について、語れるなんて、
今思うと、それも凄いことである。
「数学」についての見解は、数ちゃんにお任せするとして、
「国語」については、どうか。「内容理解(読解力)」か「テクニック」か。
もちろん「テクニック」だけで解けるほど、そんなに甘くはない。
では、内容理解…そもそも理解できるのか?という問題がつきまとう。
そして、問題は「時間」だ。限られた時間の中で、解答するというしばりが
あるゆえに「テクニック」が重要になってくる。
多くの文章を読み、解いた人には、論述には、ある種のパターンがある
ということに気付き、それが理解できてこそ、テクニックが「腑に落ちる」。
試験(問い)がなければ、内容理解(文章を楽しむ)だけで良い。
しかし、教科としての「国語」である。問うことによって、内容理解度を判別するのだ。
内容理解→パターン把握→テクニック応用→解答(納得のいく解答)→正解! 
テクニック応用→パターン把握→内容理解→解答→正解!
どちらが先でもいい。内容把握→解答(正解!)でも、テクニック→解答(正解!)
でも正解に変わりはない。しかしながら、論述パターンが複雑、
そして文章が難解、更に主張内容も難解と難解づくしになってくると、
まず、理解できないことに焦る→パターンが読みとれない→テクニックが通用しない
という負のスパイラルに陥る。大概、こういう場合、時間が解決してくれるのだが、
試験中は、如何ともし難い。
詰まるところ、結果がすべて…か。これまた堂々巡りである。

2014年4月6日日曜日

桜と日本人【数学担当】

「まるでかっぱのような頭」小学生に比喩表現を教えるときに使う一例。
かなりウケる。そして、ノリノリの授業となる。
しかしながら、事前にお父さんの髪の毛についてリサーチが必要である。
地雷を踏みたくない。
それにしても、最近昔のようなバーコードや1:9分けをしている人をあまり見ない。
完全に「あなたそれ、かつらでしょ」という人も。
増毛やかつらの技術が発達したのかもしれないが、それだけでなく
「髪の毛薄くて文句あっか!」くらい潔い人が多くなった。隠さない。
私はそういう気持ちが好きだ。人間見かけで判断はできない。
そんなこと気にしないくらいの大物であってほしいのだ。

話は転じて季節の話題。桜である。
皇居乾通りの一般開放に5日、9万1千人が訪れた。
通常なら立ち入ることができない場所でのお花見ということで
多くの人が足を運んだようだ。
新年一般参賀の訪問者が8万2千人なので、その数の多さには驚くものがある。
入場をあきらめた人もいるらしい。
TVでは毎年、この時期になると天気予報に合わせて桜の状況が放送される。
満開ともなれば新聞の一面にさえなるのだ。
開花宣言を待ち、満開の時期を見計らい、お天気を気にしながら花見を企画する。
春の一大イベントである。
それにしても日本ほど、桜の花の開花について気にする国民はいないと思う。
桜の咲く3月・4月は別れと出会いの季節。卒業式・入学式には桜の木はかかせない。
桜が咲くと寒い冬が終わり春を感じるようになる。
春が来て心機一転これから新しいことを始めようというそんな気持ちにもさせてくれる。
花がこんなにも人々に寄り添っている国は他にはあるのだろうか。
CAではカリフォルニアポピーが咲く季節になると、「咲きました!」というニュースは
されるけれども、せいぜいそれだけ。周りの人たちも「咲いたねー」とわざわざ話題にする
こともない。
と言いつつ、Web検索してみたらお花のお祭りをやっているみたい。
http://www.poppyfestival.com/
やっぱり花が咲くと嬉しいもの。
どこの国もその気持ちは一緒なのかもしれない。
かくいう私も花見弁当をもって、桜の公園へ行く予定。
花見酒と洒落こみます。

2014年4月2日水曜日

すごく怖い夢【国語担当】

ダイエット…今まで、気にしたことはなかったけど、
(おそらく興味がなかったからであろう)
最近は、「重力には勝てない」と感じる。年齢を重ねるごとに
いろんなものがたるんで、落ちていく。家族に
「初老を迎えるにあたり、いしだあゆみのように痩せるか
松坂慶子のように肥えるか、どちらが理想的か?」という問いを
ぶつけてみた。全員一致で「いしだあゆみ!」だった…。
それは無理です!大病でもしない限り、私には無理です!

先日、すご~く怖い夢を見た!
頭のてっぺんがハゲている夢だ。(ハゲてる皆さま…ごめんなさい)
しかもツルッパゲだ!ツルッパゲを隠そうとして、横から髪を
中央部に集めてみた。ハゲているおじさんが、19分けにしている
例の髪型だ。なかなか上手くのせられず、髪と地肌のボーダー模様に↓
量が足りないとシースルー状態で、これもつらい↓
ボーダーもシースルーも、すぐにずれてしまい、ハゲている部分が顔を出す。
式典でもあるのか、スーツを着ていたが、ハゲの為、髪が決まらない。
鏡の前で、焦る→決まらない→焦る→恥ずかしい…で、出かけられない!!!
…ここで、目が覚めた。すぐに頭をさわった!
ある!髪がある! 無い!ハゲは無い! ホッした。
ハゲるって怖いなぁとつくづく実感。ハゲている旦那に「偉いね!」
と突然、褒めて気味悪がられた。これには、深い意味があったのだが、
夢の話は、言わなかった。だって、毎日元気に会社に出かけている!
鏡の前で悩んだりしていない!(実際は悩んでいるようだが)
明るく(?)生きている。
その日から、ハゲのおじさんを見かけると、温かい優しい眼差しを
送っている私であった。