2012年3月28日水曜日

校歌【国語担当】

メロディは作られた時代や作曲者によって違いは様々ですが、
歌詞には一定の法則があるような気がします。

①学校の所在地周辺の自然や地理に関する単語が入る。
②学校の標語や校訓・教育理念・校風を織り込む。
 進学校では知性を強調する言葉、宗教系では「教祖に関する歌詞」
③社会や未来への貢献、新しい社会の建設などを語る単語。
 「若人・理想・夢・希望・向上・光・風・空・生命(いのち)
  学舎(まなびや)・のびゆく・みなぎる・未来・象徴…」
④学校名
 締めは学校名!学校名の前後に「我ら」が高確率で入っている。
⑤「あぁ」「おぉ」等の感嘆詞が入る。
⑥歌詞には謙遜という概念は存在しない。誇大広告状態!
⑦「いざゆかん」等の古い言葉が多い
⑧7文字と5文字で構成されている。

さて、私の小学校のケース…「励む数千の若き子ら…♪」
→過疎化で全校生徒数十人なのに、数千って…(①②③⑥⑦⑧)。
中学校…「風雪を 風雪を越えて進まん…♪」
→地名・自然(どんだけ風雪?!)・理想、校名も(①③④⑤⑧)。
高校(内ヶ崎先生と一緒!)…合唱コンクール金賞常連校だけあって
メロディは三部合唱!各学年で覚えるメロディが違うため、3人
集まれば合唱できる仕組み(しかし合唱部出身でなければ無理!)。
歌詞も美しい!動画で久しぶりに聴いたら、素晴らしかった。
ちょっと感動…。数年前に共学になったが、校歌は変わらす、
「いざや進まん、学びの道♪」女子進学校というイメージ(②③⑦⑧)。
大学…日本3大校歌(ってあるんだ?!)のひとつだけあって
歌詞もメロディも校歌らしい校歌!大学になると景観イメージ
よりも理念的な単語が多い→「現世を忘れぬ 久遠の理想…♪」
また、私学では創立者の建学の精神を意識した歌詞になっている
→「進取の精神 学の独立…♪」は官僚養成と直結する東大との
違いを特に意識したものだったとか…。
そして、最後にしつこいほど校名を繰り返す(①②③④)。
あなたの学校の校歌は、どのパターン?

2012年3月24日土曜日

卒業の日を迎えて2【数学担当】

先週に引き続き今度は次男の卒業式でした。
中高一貫校の中学卒業なんて、形式的な式なんだろうな
という軽い気持ちで参加しましたが
これがなかなかの感動モノでした。
卒業生の名前が一人一人呼ばれる中
どの子も大きな声で返事をして、スクッと立ち上がる。
卒業の歌も男の子も大きな声できちんと歌う。
前日に軽く予行練習をしただけと聞いていたけれど
いやいや、なかなかなものでした。

今回も先生が
「今日の日を迎えられたことをご両親に感謝して”ありがとう”と言おう」
と言っていました。
微妙な年齢なので、面と向かって「ありがとう」と言うかどうかは別として
きっと感謝してくれているんだろうな、とは思います。
そして、私からもここまでの成長を感謝したいと思っています。
卒業式の朝、出かける息子に
「卒業おめでとう。大きくなったね。」
と声をかけて送り出しました。
なんだが恥ずかしそうでしたが、それと同じくらい
嬉しそうな顔をして学校へ向かいました。

今度は桜の花が咲くころに入学式です。

2012年3月21日水曜日

読書のすすめ【国語担当】

最近、生徒さんに
①「どんな本を読んだらいいのでしょう?」
②「お薦めの本、ありますか?」
③「どんな本を読んでいますか?」
などと、尋ねられることが多々ありまして…。
①難しく考えずに、好きなジャンルの本から
読んでみましょう。SF・ファンタジー・ミステリー
サスペンス・青春物・ノンフィクション等々。
好きな作家でもOK。直木賞作品を順に読んでみる…
映画化された作品を読んでみる…
歴史ものを読んでみる…(歴史の勉強にもなる!)
短編を集めたものを読んでみる…とか。
行きつくところは「論説」です。活字に慣れたら、
ぜひトライして欲しい分野です。
②人気作家ランキングでは、宮部みゆき・
東野圭吾・江國香織が上位を占めています。
中学生でしたら、読みやすさで…重松清
あさのあつこ…がお薦め。
高校生では…角田光代・小川洋子…は、どうでしょう。
そのうち…でいいので、文学作品をぜひ読んで欲しい。
芥川龍之介・夏目漱石・太宰治…あたりから入り、
川端康成・三島由紀夫・志賀直哉…etc
難関校の小説は文語が多いので、対策を兼ねて
古い作品を読んでおくとよいでしょう。
論説もお薦め…「思考の整理学」(外山滋比古)は
東大生お薦めの本でしたが、短編集なので読みやすく
勉強になりますよ。
③五木寛之「親鸞」…五木寛之の作品が大好きなので!
小川仁志「人生をやり直すための哲学」…詰まるところ
「哲学」なんじゃないかと考えている今日この頃。

2012年3月17日土曜日

卒業の日を迎えて【数学担当】

今週高校生の長男が卒業しました。
質実剛健の男子校なので、君が代に始まり
蛍の光・仰げば尊し…と昔ながらの式典でした。
あ~30年過ぎて、この子供たちの子供がここを卒業する時も
同じような卒業式なんだろうな、と思いました。

学校生活を振り返ってみれば、どれも昨日のことのように
目に浮かんできます。
体育大会で朝早くから席取りをし熱狂応援をしたこと。
保護者会で先生の熱~い進路指導に胸やけがしたこと。

ここ数日、ぽつぽつとメールが来ています。
卒業式や謝恩会で会えなかったので、というメールです。
子供を介して私は沢山お友達ができました。

子供たちが日々を過ごしてきたなかで、私も同じように
その時間を過ごしてきたのだと思います。
きっとこれからも、学校の名前を見たり聞いたりしたら
なんとなく誇らしい気持ちになるんだろうな。

今はしみじみと卒業の喜びと寂しさをかみしめています。

2012年3月14日水曜日

備蓄【国語担当】

東日本大震災から、ようやく1年が経ちました。
ここベイアリアでもまだ震災の爪跡は生々しく、
今更ながら、被害の大きさを実感しています。
さて、私は幼い頃から、「予知」や「超能力」といった
ものに大変興味があり…マニアというほどではありませんが。
今回の震災についても「予知」的なものを感じたり、
第三者に発信している人がいるのでは?と思い、日々、
アンテナを張り巡らせています。
予知とは、その時点では発生していない事柄について
予め知ること、超能力や啓示などの超越的感覚によるものを
主に指します。まさに私の興味範疇であるわけです。
私の知り合いに、大きな揺れの前に必ず左耳が痛くなり、
震度5強クラスだと、1週間前あたりから、全く聞こえなくなる…
という人が何人かいます。生物的異常現象といい、科学的な根拠や
妥当性についての検証、証明はなされていませんが、今後の研究が
待たれる分野だそうです。私的には、彼女たちは前世で
同じ動物(ねずみかリス!)だったのではないか、
と思っています。(ちなみに私は、足軽の時期と修行僧の時期
があったと思っています。今世は女性の修業…トホホ(辛い↓))
彼女たちによると、「ここしばらくは、ない!」とのこと。
私は、元来「備蓄」が苦手で、その日暮らしの生活
(足軽だった時の名残で、戦の際はすぐに駆けつける…
みたいな…)なものですから、震災でも痛い目に遭いました。
なのに、未だ、「備蓄」もせず、家族には「せめて水と一週間分の食料を!」
と懇願されています。ここにきて、ようやく重い腰をあげ、水を1箱購入!
最近は彼女たちの「予知」に頼ったり、ネットで「予知」発言を
している人たちのブログを覗いたりして、更なる「備蓄」の時期を
図っています。ここ3カ月は、茨城・千葉は要注意との事!
今週は「缶ビスコ」(すごい人気で売れ切れ続出とか!)を
探しに出かけようと思っています。

2012年3月10日土曜日

予習か復習か【数学担当】

進学先が決定した中3生に、高校数学の予習授業をしています。
高校の数学は、予習をメインにしていくと効率がいいです。
逆に中学生は復習中心が効果があがります。
これは数学の内容に違いがあるからです。

中学数学は、小学校の算数から比べると
その内容が大きく飛躍しています。
簡単な話、中学生が自分一人で理解するには難しすぎるということ。
初めて習うことが多いので、何の話やらさっぱりわからない。
それを理解しようとするには相当の時間がかかるでしょう。
さらに、初めて習う計算が多いので、演習量を増やさないといけない。
おのずと時間が足りなくたって、だめだ~と挫折。
新しい内容は人に教えてもらうのが一番。
学校でしっかり授業を聞いてきて、自宅で復習するのがベストなやり方です。

一方高校数学は中学数学の延長なので
ある程度教科書を読めば理解ができます。
さらに、授業の進度が早いので授業中に全てを理解しようとすると
キャパオーバーになる可能性が。
自宅で教科書を読んで、問題を解いていく。
わからないところや間違えたところ、違った解法が示された場合
集中して授業を聞く。
帰ってきたら軽く復習をする。
この繰り返しをして、定期試験の時に集中的に復習をすれば
ほぼ基礎学力は付いています。

学ぶ学年によって、勉強法が違ってくるということに気がつくと
効率よく学習して、あとは自由な時間を楽しめますね。

2012年3月7日水曜日

総称【国語担当】

趣味(専門分野)に熱中している人物を指し、彼ら独自の文化や
行動様式があるとされる人々を総称して、「~オタク」「~マニア」
「~ファン」などと呼びます。
ニュアンス的には「マニア」は「ファン」より熱狂的で
「オタク」より穏健な人?!「マニア」は、「マニアック」の
略ですから、少し危険(?)な香りが漂い、「オタク」は
「オッタッキー」などとも言われ、秋葉系の匂いプンプン。
「ファン」=「好き」というイメージでしょうか。
まあ、その昔は、「~狂」「~きちがい」(好意的には「愛好家」)
とも言われていたようです。
中でも奥が深いのは「鉄道ファン/マニア/オタク」でしょうか。
私の友人に「鉄子」がおりまして…彼女との旅行はすべて電車!
スケジュールは彼女が全て管理し、待ち合わせは、ほとんどが
「上野駅」でしたので…「ああ、やっぱり今回も…」と思いました。
そして必ず電車の前で記念写真!駅では記念スタンプ!
また彼女は「歴女」でもあり、旅の最中も予習復習を欠かしません
でした。そんな彼女が選んだ人はもちろん「鉄道マニア」そして
子供は「子鉄」(名前もある列車の名前!)。ご主人は「撮り鉄」で
子供の愛読書は「時刻表」と徹底しています。
他にも「空美(飛行機大好き女子)」・「釣りキチ」・「ミリタリーマニア」
「トラキチ(阪神ファン)」・「ヅカファン(宝塚歌劇団)」・
「サユリスト(吉永小百合)」・「ルーマニア(ルー大柴)」
「信者(聖飢魔Ⅱ)」・「アムラー(安室奈美恵)」
「シャネラー(シャネル)」・「ムジラー(無印良品)」
「キティラー(ハローキティー)」等々、
愛情の対象とする分野によって以上のような呼称が
あります。愛情の対象への傾斜加減がものすごい人たちです。
私には「マニア/オタク」と言えるほどの趣味(専門分野)が
なく、特定の分野に心血注げるなんて、ちょっと羨ましい
ような…。そして、最近は、彼らのそのパワーが
社会を動かしているような気さえしています。
「オタク万歳!」「マニア万歳!」

2012年3月5日月曜日

学校への思い入れ【数学担当】

私は土曜日の投稿担当ですが、今回はすっかり遅れてしましました。
何度も更新チェックをしてくださった方、申し訳ありません。

さて、二人の息子がいよいよ卒業を迎えます。
以前もこのブログで書きましたが、二人の学校の謝恩会の係をしています。
最初は軽いノリでひきうけた係ですが
いよいよ本番まで2週間となり、かなり忙しくなっています。
(だからブログ投稿が遅れました、という言い訳です (^^ゞ )

高校では、会の最後に係を代表してご挨拶をすることになったのですが、
何を話したらいいものなのか、あれこれ悩んでいます。
悩んで自分の思いに向き合っているうちに
子供をこの学校に入学させて、本当によかったな
という思いでいっぱいになりました。
学校を決める時は、校風とか進学実績とかに目を奪われて
あとは通学の便利さとか、もっといえば偏差値が見合っているかとか。

卒業を迎えて思うことは、どこの大学へ合格できたかとかではなく
子供たちを大事に育ててくれた先生方への感謝につきます。
そして、子供たちが沢山の友達を作ったように
私もこの学校で多くの友人を得ました。
それがこの学校で6年間過ごした、いい思い出になりました。

これから入学を迎えるご家庭でも
どうぞ卒業の時に入学時とは違った思いがもう一つ増えますように。
お母さんたちも一緒に、学校生活を楽しんでください。