2014年1月29日水曜日

センター試験【国語担当】

それでは、私も「2014 センター/国語」を振り返りましょう。
現代文は、前回・小林秀雄で酷評だったので、今年は
まあ、「常識的な範囲」の問題。私立の問題に比べると
程度は「中の中」。設問もこれといって問題なし!
「ザ・センター試験・現代文」といった感じで◎。
小説文は、あの「芸術は爆発だ~」で有名な岡本太郎氏の
母親「岡本かの子」の「快走」。読んでみると「あ~、この母にして
この子ありね!」って感じ。長文ではあったが、読みやすく、
設問と併せて、こちらは、かなり易しく、中学生でも解ける…「下」。
「古文」…「源氏物語」。数年前にも、出題されているが、今回は
短歌無し!文章は短めだが、難解。そして、設問は、
心情把握が主なので、内容理解できないと全滅の可能性も。
私立文系の問題と比べても負けず劣らず、「上」に入るかも…。
古文が得意な人にとっては、やりがいのある問題だったと思う。
「漢文」(選択した人のみ)は、解いていないので不明↓
今年は、全体的に「叩かれることはない」であろう…総評。
しいて言えば、「岡本かの子」で良かったのか?
来年は、小説文は「文語」体の難解な問題になりそうな予感。
川端康成とか井伏鱒二とか森鴎外とか堀辰雄とか…。

平均点が低かったということだが、いろんなレベルの人が
受験するということを考えれば、妥当なラインだと思う。
できる人は、根こそぎ…で、できない人もそれなりに…ってやつ。
マークシートだから、五分の一の確率で正解だし…ね。

2014年1月25日土曜日

2014年センター試験【数学担当】

今年もセンター試験の季節がやってきた。
毎年この時期は、雪が降ったりして天候不良を心配するのだけれど
今年は特に大きな崩れもなく、交通機関も安定していてよかったよかった。
現役生はセンターの願書を学校からまとめて出すので、試験会場は学校の
近くになる。自宅から近い学校に通っている人はいいけれど、
時間をかけて通っている人は、当日の天候不良による電車の遅延とかが
とても気になると思う。「当日雪予報が出たら会場のそばに前泊する」
と言っている人も少なくない。

さて、先日センター結果の中間報告が出た。
今年もまた大幅に国語の点が低く、ついに50パーセントを切っている。
理科では化学(69.42点)と地学(50.22点)の得点差が19.20点。
得点調整をするのは20点からというから、ギリギリのところで調整はされないことに
なった。地学を選択した生徒さんは、ついてなかったよね。
テストは年毎に易化と難化を繰り返すから、来年は地学の平均点は上がるかもしれない。
そして数学。数IAが63.47、数ⅡBが56.51。昨年と比べて、数IAが少し易化し数ⅡBは
ほぼ横ばいといったところだ。
問題を見ると例年通りの出題傾向で、センター過去問あるいは
センター実践問題集を何度か解いていれば、大コケはしないはずだ。
来年受験を迎える高校2年生は、この実践問題集(駿台文庫出版)を入手して
問題の傾向に慣れておくといいと思う。
それから、春から高校1年生・2年生になる人にはぜひ来年の
チャレンジセンター模試は受けてほしい。きっとメタメタになると思うけれど
どんな問題が出るのか知っておくことは必ず、受験の年には役に立つ。
いかに時間が足りないか、マークシートをつけるのがややこしいか、そんなことを
体験しておいて損はない。まずは、敵を知る。そして対策を立てなくては!

今回センターの速報を見ていたのだけれど、解答で一番良かったのは
東進ハイスクールのものだった。
すべての教科で設問ごとに解説がついていてわかりやすかった。
センター模試を受けた人、自己採点はしたと思うけれど解きっぱなしはダメよ。
東進の解答解説をみて、解き直しをしてください。

2014年1月22日水曜日

尊敬する人【国語担当】

林先生…時の人だからね。言葉に「力」があるでしょ!
以前、林先生がテレビ番組で授業した時も、「歴史」に学べ…
みたいなことを力説していた。
で、ちょっと調べてみた。歴史上の尊敬する人物ランキング。
①坂本龍馬 ②織田信長 ③豊臣秀吉 ④徳川家康…と続いた。
坂本龍馬はダントツの1位。その理由は、行動力・時代の流れに
とらわれない考え方・先見の明。そして成し遂げた偉業。
これが、世界的にみると…ナイチンゲール、マザーテレサなど
奉仕の精神に感銘を受けて、という理由での選出が多くなる。

数ちゃんじゃないけど、私も「歴史上かよ?!」と思ってしまう。
尊敬に値する人物は、おそらく自分が目指す延長線上のずっと先に
いる人で…そうすると、彼ら(ランキングの)は、ピンとこない。
時代が、彼らを「お呼びでない!」って気がしてしまうのだ。
むしろ、「イチロー」とか「本田」とか言った方が、分かりやすい。
ただ、尊敬に値する人物は、一様に「努力家」である。

私は、以前から「林眞理子」が好きだったが、最近は尊敬すら覚えるほどだ。
彼女は、とにかく貪欲! 欲しいものはどんなことをしても手に入れる。
そして必ず手に入れてきた。その、なりふり構わない感じがまた良い。
あんな風に生きてみたいな~と思う。(これって尊敬?)
それから、くどいが…「ふなっしー」…ヒャッホー!!!
考案者であり影武者である彼の発想力の素晴らしさ。よくもまあ、一人で
考え、実践し、活動しているなぁと感心するのだ。いつ見ても、動きに
キレがあるし、レスポンスも早く、しかも的を射ている、というか
ツボにはまるというか…。マジで、尊敬する人に挙げたいくらいだ。
(人かと問われると困るが…。尊敬かと言われると困るが…。)

2014年1月18日土曜日

今でしょ!講演会【数学担当】

年明け早々、「今でしょ!」の林修先生の講演会に行ってきた。
「今年こそ、今やる人になる」、このタイトルに惹かれた。うんうん、行動派になるのだ!
と、息巻いて参加したわけだ。
林先生のいろいろな裏話や、受験生および受験生を持つ親に対するアドバイスなど
笑いあり、うなずきありの90分であった。

その中のメインテーマである「目標を立てる」という話。
目標は近い目標と遠い目標を立てるのが理想
(ここでいう理想とは人物像)であるという。
近い目標は、近所のお兄さんとか上司とか身近な人であり
そういう自分になりたいという憧れのようなものをさしている。
そして、遠い目標というのはもっと高尚なもの(人)をさしているという。
海外では宗教を持つので、彼らにとっては神様であったりするわけだ。
私たち日本人は一般的には無宗教であり、いつも見守ってくれているだれかがいるとか
いつもその人のために恥じない自分を貫き通すという感覚は持たない。
そこでどうするか…「歴史に学ぶ」それが先生の出した答えだった。
歴史書を読んで、その中から自分が好きな人物を探し出し
その人を自分の遠い理想にするというのだ。

ここで私は困ってしまった。出たよ、歴史、一番苦手な分野だ。
私だって今まで何度か歴史ものにチャレンジしてきた。
司馬遼太郎、永井路子…どれも途中で挫折した。大河ドラマも厳しい。
今年の軍師官兵衛は最後まで見れる自信がない。
映画「のぼうの城」は録画したが結局削除してしまった。
しかしだ、八重の桜は先週やっと最終回まで見た。女性史なら受け付けるのかもしれない。
津田塾を設立した津田梅子にはちょっと興味がある。
今年はこの線で、歴史ものにふれてみることにしよう。
そして林先生のおっしゃる遠い目標を設定するのだ!

苦手な歴史をもチャレンジさせる講演に、どんな魅力があったのか。
実は彼の考え方とか方向性にとても共感したのだ。
何かを成し遂げる人は、何か一本の筋の通ったものを持っている。
自分にはそんな一本を持っているのか、新年早々自問自答した日だった。

2014年1月15日水曜日

三本の矢【国語担当】

毛利元就が三人の子供達に「矢一本なら、一人の力でも折ることが
できるが、三本となったときには、なかなか折れない。このように
三人が力を合わせなければならない」と教えたという有名な話である。

「三○○」に敏感な私。最近やたらと耳にする「第三の矢」。
「アベノミクス、第三の矢」である。「アベノミクス 三本の矢」とは、
安倍首相が表明した三本の矢を柱とする経済政策のこと。
この政策で安倍首相は、日本人初の「パーソンオブザイヤー」にも選出された。

今まではデフレ状態(物の値段がどんどん下がること)だった日本。
価格競争や価格破壊などという言葉をよく耳にした。
アベノミクスの最大の目標は経済回復である。その為には、インフレ
(物の値段が継続的に上がること)を起こす必要がある。
デフレだと、いつか下がるという思いから、買うのを先延ばしにしてしまい
消費が行われず、景気が悪化する傾向にある。
しかし、逆に値段が上がると思えば、「いつ買うの?今でしょ!!」って感じで
消費が盛んになり、景気が良くなる…という訳。
貯蓄が大好きな日本人、だけど、国民みんながたくさんお金を使い、
社会にお金をどんどん流そうよ!ってことで
①国が、まず銀行にお金を出す。銀行が企業や個人にお金を貸すことによって
お金を回す。今のうちに投資したり、消費したりした方が得という精神的変化が起こる。
消費税UPもいい感じで作用している。これが、「第一の矢…大胆な金融政策」だ。
②だが、すぐには回ってこないので、企業がお金を継続的に得られるようになるまで
別の方法で、お金を社会に流す必要がある。国主導で、公共事業や防災、復興のために
お金を使う…「第二の矢…機動的な財政政策」だ。
③企業の規制緩和を実践したり、大学に海外の人を呼び、技術革新や開発を喚起、
また、ベンチャー企業を支援したりする。首相も外遊と称し、営業している。
これが「第三の矢…民間投資を喚起する成長戦略」だ。
日本の企業が持続的に稼げるようになれば、賃金上昇・雇用増加で景気回復。
国民総生産の成長は、すなわち、国民総所得の成長を意味する。
三本が一つになって、日本経済の成長に寄与するって考え。
順を追って考えて行くと、日銀総裁選とかNISAとかオリンピック招致とか
その他もろもろ…いろいろ…すべてつながっていく。
なんだか、大学入試の小論文に出そうな話題だから、参考にしてみてね。

2014年1月11日土曜日

勉強合宿【数学担当】

国ちゃん、今年も恒例「紅白歌合戦」チェックありがとう。
私も昨年末紅白を見た。あまちゃんアリのふなっしーアリの、と楽しんだんだけれど
風呂に入っているうちに三輪明宏の出番が終わってしまい、見逃してしまった(-_-;)
すごく残念だったわ~。

さて数学担当2014年初のテーマは「勉強合宿」についてです。
勉強合宿といえば、中学受験大手塾などで小学生がハチマキ巻いて必死に勉強している
イメージがある。けれど、Googleで「勉強合宿」と入力すると
実施している私立中高が次々とヒットする。それをアピールポイントにしている学校もあり
結構の割合でカリキュラムに入れられている学校が多い感じがした。
我が家でも長男の学校では高3の夏休みに、次男の学校では高2の冬休みに
スケジュールが入っている。どちらも希望制なのだけれど、次男の学校では今年
生徒の半数ほどが参加した。
内容は、勉強する環境を整えられた(勉強以外はできない環境を整えられたとも言える)ホテルで
講義や自学自習に長時間費やすというものだ。

私の中では、勉強合宿って効果があるのだろうか、という疑問がいつもあった。
まず、2泊3日や3泊4日くらいの短期間でどれだけのものが学べるのだろうかという疑問。
その短い期間の中には現地までの移動時間が含まれていて、実質時間はさらに短くなっているのではないかという不満。
結局のところ大手塾や業者の収益アップのためのカラクリなのではという疑念。
いずれもネガティブイメージばかりだった。
今回次男も参加しないというので、私もそれでいいと思っていた。
学校からは不参加の生徒に対して合宿スケジュールを提示して、同等の勉強を自宅でするようにという指導もあったし、本人も自宅で頑張る!と、かなりその気になっていたから
私としては「合宿代節約❤」というお得感もあった。
ところが、である。終了して帰宅した参加者の話を聞くとそれはそれは、想像を超える凄まじさと
なんだかとっても充実していた様子が…
まず、携帯はすべて回収され学習スペースでは一切私語は厳禁。居眠りした生徒は即合宿終了で強制帰宅。食事とお風呂以外はずーっとお勉強でトータル12時間を超えている。
帰ってきた生徒たちの感想は「こんなに勉強できるなんて思わなかった」
「集中力がハンパなかった」「周りのみんなの本気度を肌で感じた」などなど
充実感にあふれるものばかり。
一方不参加の息子はというと、初日こそ時間を惜しんで勉強していたけれど
翌日は部活に行き、疲れ果て「眠い~」とだらけ、3日目にはもうグダグダ。
なんだか不完全燃焼で本人のモチベーションもダウン。
結論:勉強合宿には行った方がいいのではないかってことよね。


2014年1月8日水曜日

謹賀新年【国語担当】

新年明けましておめでとうございます。
午年(うしどし)…草木の成長が極限を過ぎ、衰えの兆しを見せ始めた状態を
意味する「午」。上昇していたものが下降に、またその逆もある変動の時期だ。

まずは、恒例の「紅白歌合戦」チェック!
・福島アナ…やはり総合司会の座を射止めたね。でもクレオパトラみたいな
金のドレスは、ないだろう!?(大久保さんの意見に同感)
48グループとかエグザイルグループとか、人多過ぎ。おばさん、疲れる↓
・ラジオ中継席の吉田アナがかわいくて、ビックリ(なぜラジオ?)
・郷ひろみ…50過ぎてリボンの白いブラウスは着るだけで、すごい!
・福田こうへい…誰?震災枠?
・サカナクション…聴くものであって、見るものではない
・綾瀬はるかに司会は無理 天野秋にアドリブは無理。
・森進一とか五木ひろしとか、もう十分です。
・水森かおり…小林幸子の遺志を継ぐ気だな!
・綾瀬はるか…意外に歌がお上手。その涙に一票!
・AKB48/大島優子…紅白で卒業って、おまえは都はるみか!
・ふなっしー…良かった!出てただけで良かった! そして、キレのある動きが、
目立とうという気持ちが半端なく良かった。
・「あまちゃんファミリー」…とにかく良かったよ。今年の紅白で一番良かったよ。
鈴鹿ひろみの歌声も最高だったし、弥生さんの歌声も響いていたし…
でも「南部ダイバー」は歌わないの?種市先輩は?イソ(先生)は?
・SMAP…中居君の植毛疑惑の噂話を聞いたせいか、中居君の髪ばかり気になって
で…確信した!「やってる!」 ついでに、杉良太郎も「やってる」!
・最後は、北島三郎の引退記念公演みたいになってるだろ~
というわけで…今年もよろしく。ブログ…見てケロ(あまちゃん風)。