2014年9月27日土曜日

FBで探されたくない【数学担当】

FB(facebook)のアカウントは持っているが全く書き込みをしていない。
従妹との連絡用に作ったものだから。
ごくまれに、家族のバーベキュー大会とか花火大会とかのお誘いが入ってくるくらいだ。
そうは言ってもアドレス登録先のリストからなど、友達申請はポツポツやってきて
数人の「お友達」は登録してある。
私は時々そんな友達の日常をひっそりと覗き見している程度の利用率だ。
FBには友達検索の機能があって(多分それが売りなんだと思う)、
魔が差したというか、気まぐれというか、昔付き合っていた彼氏の名前を
軽い気持ちでサーチしてみた。
すると、いきなりドンピシャ!!画面に写真付きで表示され…。
驚く…、ほんとに…。
30年弱の年月を経ても、すぐにわかった。
FBに記載されているブログのアドレスなどもあり
今どんな仕事をしているのか、とか結婚して子供が何年生なのかとか
そんな情報もあっという間に知ることとなった。
お元気そうに暮らしているのね、と安心し
私とは違う道を歩んで行って幸せをつかんだその姿に多少の複雑さを感じた。
そしてなにより、私は絶対彼にFBで探されたくない!と思った。
けっして不幸な暮らしをしているわけではないけれど
あの別れた時のままのイメージでいたいからだ。
なにしろ、こちらもすっかりおばちゃんだ。
子供も2人もいて、溺愛しているやばい母だ。
どうぞどうぞ、私を探さないで。
幸いなことに女性は結婚すると苗字が変わる。
だから検索には引っかからない…と期待したい。
そして、万一偶然の遭遇があった場合(地元が一緒)のために
やっぱりダイエット!!結局これか…

2014年9月24日水曜日

バイブス【国語担当】

Vibes…2013年のギャル流行語大賞で見事1位を獲得した「言葉」である。
言葉によらず伝わってくる雰囲気、心の中、考え方といった事を意味する英語。
主にレゲエ用語として使用され、ピップホップ音楽では、ノリ、気合、
フィーリング等を表しているらしい。
「テラスハウス」(TV番組)でブレイクしたモデルの今井華さんが、
バラエティー番組などで発信し、日常をいい感じにあげてくれる新ギャル語として
一躍人気を集めた。
漠然とした使い方をするようで、彼女は、やたらとこの言葉を連発するが、
本来は、「バイブスあがって来た」(気分が高揚してきた)や、
「いいバイブス!」(いい雰囲気!・いいノリ!)と使うのが正解である。
高年齢層には、耳慣れない言葉なので、フィーリングやムード・テイストと言った方が
イメージしやすいかもしれない。
日本語でいうと、「雰囲気」「思い」「気分」から「趣」「情緒」「風情」「妙味」「余韻」
あたりまで、範囲は広そうだ。
とにかく、何かにつけて、深く考えず使用するのがコツ(?)らしい。

ちなみに、2位は「激おこぷんぷん丸」だ。
とても怒っているというような状態を表す言葉らしい。
おこ→激おこ→激おこぷんぷん丸…と変化するので「怒る」の最上級だ。
「激怒」「憤慨」「怒り心頭」「キレる」の類語であろうか。
そのような状況において、「激おこぷんぷん丸!」などと言われたら、
なんとも愛らしく、本来のイメージが伝わらないのでは?
いや、その場をまるく収める隠語であろうか?(そこまで深くないか?…)

歴代のギャル流行語には、以下の言葉が選ばれている。
2012年…①○○たん「言葉の語尾に付ける」  ②テンアゲ
2011年…①~ぽよ(動詞の語尾に付ける)  ②てへぺろ
2010年…①あげぽよ  ②~なう
2009年…①あげ・さげ  ②チョリーッス
おばさんたちには、まったくもって…理解不能だ↓

2014年9月20日土曜日

文化祭を見に行こう【数学担当】

文化祭シーズンである。
生徒さんたちの中でも、「準備のためにお休み」「代休で振替」などの連絡が入っている。
文化祭は学校のカラーがよく出る。
クラスの出し物は必須の学校、クラスの出し物は自由参加の学校。
高校3年生まで参加、受験学年は参加不可の学校。
ライブやミスコン・ミスターコンなど弾けている学校。
展示物中心の学校。
自分入学した時にイメージがつかめる学校を探してみるといい。

大学の文化祭も10月・11月になると始まる。
高校に比べて、イベントも大掛かりだ。
オープンスクールに参加できなかった学校があれば、この機会に足を運んでみるといい。
私自身は息子の学校見学には同行しなかったので
これらの類には行ったことがないけれど
知人の子供の関係で、駒場と本郷の学校には行ったことがある。
焼き鳥を焼いている彼もかき氷を売っている彼女も東大生かと思うと不思議な感じがした。
今年は長男のミュージカルサークルの出し物があるということで
彼の大学の学園祭に行ってみる予定である。
因みに、いつも通学しているキャンパスとは違う場所なので
私は初めて行ってみる所だ。
女の子たち可愛いのだろうな。男の子もカッコいいのだろうな。
ちょっと期待している。



2014年9月17日水曜日

ネーミングの妙【国語担当】

「いきなりステーキ」というお店をご存じであろうか。
海浜幕張の駅前、プレナの1階に数カ月前にオープンした立ち食いの
ステーキ屋である。
TVの情報番組でも、何度か取り上げられていたので、「いよいよ
海浜幕張にも?!」と期待を寄せていた。
オープン当初は、行列ができていて、並ぶのも何かな~と思い
遠巻きに眺めていたが、先日、行列ができていないことを確認し、
食することに成功!
ネーミングから想像するに、「いきなり」ステーキが出てきて、ガブガブと食し、
さっさと立ち去る…ようなイメージだったが。
まず、席(立ち席なので、テーブル)に案内され、メニューを見て、
サイドメニューをオーダー。次に、グリルへ行き、肉の種類とグラム数、
焼き方をグリル担当者にオーダー。グリルの前でも並ぶので時間がかかる。
テーブルにもどると、サイドメニューが運ばれ、それらを食する。
なかなかステーキにありつけない。立っているし、相席(相テーブル)
なので、なんとなく気まずい。向いのカップルに肉が運ばれてきた。
二人は、まずスマホで写真を撮りまくり…かぶりつく様子まで激写…。
その様子を冷めた目で流す。ようやく肉が運ばれてきた。「鉄板でよく焼いてから
お召し上がり下さい。」と言われる…。なんだか、想像していたイメージと違うなぁ。

いきなり(行き成り)…直前の事態との関連なしに、何かが行われたり、情勢が
展開されたりする様子を意味する副詞である。
つまり、私たちが考えていた「いきなり」は、スピード感をイメージしていて、
本来の意味の「いきなり」では、なかったのだ。
「いきなりステーキ」は、ペッパーランチを展開する「ペッパーフードサービス」
グループ。コンセプトは、ぶ厚いお肉をたっぷり楽しんで欲しい。
さくっといきなり食べて次の店へ、というスタイルを提案している。
要するに、「仕事の帰りなどに、想定外に、ステーキをさくっといきなり食し、
飲みに行く…」みたいな? 有り得ないだろう?!
考えもなしにステーキは食べられないし↓
空腹に「いきなり」ぶ厚いお肉を食べたら、お腹いっぱいで、もう次の店には行けない↓
っていうか、食すまでの手順に時間がかかって、さくっと食べられない↓
っていうか、行列できていたら、「さくっと」にも有りつけないだろっ↓

2014年9月13日土曜日

STEPS ミュージカル公演【数学担当】

金曜日から3日間、息子のミュージカルサークルの公演が開催されている。
年2回の本公演のうちの一つで、今回は和物がテーマ(公演のPVはこちら)。
脚本から音楽、舞台、衣装すべてが学生の手作りというもので
そのクオリティはなかなかである。
時々家に持ちかえる衣装を見てみると、私には到底無理!というくらいしっかり作られている。

練習が一日中だからバイトもできず、公演費用をまかなうのも大変。
フジTVドラマ若者たちの柄本佑演じる三男の劇団のようだ。
飲み物を買うお金もないので、家から水筒持参、弁当持参。
華やかな舞台の裏側は、かなり悲惨な状況になっているわけだ。

親バカの私は今日の中日と千秋楽のチケットを2枚買った。
差し入れのお菓子も準備した。
毎回観客の半数以上は保護者や関係者と思われる。
みんな自分の子供が見たくて足を運んじゃうのよね。





2014年9月10日水曜日

そして…はまる!【国語担当】

前に韓国ドラマにはまる理由について書いたが、私は、今、まさに韓国ドラマに、
はまっている。ここ数日間、寸暇を惜しんで韓国ドラマを鑑賞している。
とりあえず、DVDレンタルランキングを参考にランキング2
1位は、全て貸出中で在庫なし)の歴史物…「トンイ」。
50話(日本では、NHKの大河ドラマなみの長さだ。)
しかし、韓国では普通。20話で短編、100話以上の長編もざらだ。

実際に、はまってみて、なんとなく「はまる」理由がわかったような気がした。
(現代物を見ていないので、歴史物に限っての話になるが…)
すれ違いは半端ない。これでもかと、すれ違う。すれ違いの連続の後のあまりに
アッサリとした遭遇にも驚かされる→返って「新鮮」!
余計な茶番が必ず毎回あって、しかも時間が長い→ここは、とにかく流して見る!
論理的におかしい・つじつまが合わない・時間推移に不審な点が多い→考えるな、考えるな!
綺麗な役者とそうでない役者の差が激しい。
子役と成長した役者の顔立ちが違い過ぎて、面影すらない→綺麗だから良し!
いいところで歌!場面の振り返り→有り難く頂戴しよう。
呆気なく死ぬ。やたら出される王命→ほら、思った通りだとカンネンすれば問題なし!
同じような内容で日本を舞台に演出しても、こうはいかない気がした。もっと論理的に
攻めてくる気がする。逆に日本の俳優で韓国ドラマを作っても、こうはいかないだろう。
何が違うのか? いろんな意味で…「いやらしさ」みたいな物がないのだ。
視聴者にも媚びていない。きっと視聴者もそれを求めていないし、製作側にも
その意図がないのだと思う。日本のドラマを数多く見てきた人にとっては、そこが
「新鮮に感じる」点なのかもしれない。

そして、続きを見たいと思わせる演出が上手い!それに引き摺られ、夜な夜なドラマ鑑賞…
続きが気になって、眠れない。友人が、「見始めると、何も手に付かなくなるから困るの。」と
言っていたが、まさにその通りだ。
それで、最終話を見終わると残念な気持ち(楽しかった時間が恋しい…遠足の後みたいな)に
なるらしい。その繰り返しで…「はまる」のだ。
とにかく、映像の美しさと色鮮やかさ(女性・衣装・装飾物・小物・家具・建造物等々)に
圧倒される。チマチョゴリは、どれもデザインが美しく、身につけた時の立ち居振る舞いは、
特に美しく、惹き込まれる。
寝不足でヘトヘトになりながら、次巻を借りに行く。韓国ドラマコーナーは、年齢層が特殊だ。
高年齢の女性ばかりだ。そして、私もご多分にもれず…。である。

2014年9月6日土曜日

歌舞伎を観る【数学担当】

日本の芸能である歌舞伎は敷居が高い。
どう観ていいかわからないのだ。チケット代が高価なのも躊躇する理由だ。
しかし、そろそろその世界に足を踏み入れてもいい年代のはず。
情報を集めてみると、比較的リーズナブルな価格で観劇できることがわかった。
一番低価格な席で3000円(9月公演は4000円)。
それ以外にも、幕見席という一幕だけ観ることができるチケットもあり
こちらだと1000円台だ。
鑑賞の際には、音声ガイドがあるのでビギナーにもわかりやすく解説を聞きながら
楽しむことができる。

いざ、チケットを購入と思ったら、これがすごい人気でほとんどが売り切れ。
ミュージカルのチケットより競争率が高い。
どうにか手に入れて歌舞伎座へ。
全体的に私より年齢層は高めだ。平日の昼間なのでおば様方が多い。
購入したチケットは3階B席だったけれど、あまり広くない会場なので距離感はそれほど気にならない。
音声ガイドを頼りに、十分内容を楽しめる。
幕間には売店で名物たい焼きを食べちょっと腹ごしらえをし、また後半を楽しんだ。
低価格チケットだったからか、周りは外人さんが多く
また、鑑賞目的ではない人…多分お勉強している人だと思う…が一生懸命
ノートに何やら書きつけていて、という姿も目にした。
私の歌舞伎のイメージは、一席2万円で、お着物を着て出かけるというものだったけれど
もっと気楽に出かけることができると知って、なんだか得した気分になった。
今回はお上りさんでキョロキョロしていたけれど、次は幕見席でちょっと通を気取って出かけたい。

2014年9月3日水曜日

温泉に行きたい!【国語担当】

日本人は、どうしてこうも「温泉」が好きなのか…。
その理由を求めて、まずは、温泉の歴史をたどってみることにする。
大和朝廷の頃から、温泉は、病気や怪我を癒す不思議な水として、神の湯と
崇められていたが、文献資料に登場するのは「古事記」・「日本書紀」などが編纂された
奈良時代。この時代の入ると仏教伝来の影響を大きく受け、次第に信仰の対象として昇華。
温泉(沐浴の功徳)と布教によって病を治そうとしたのだ。
源頼朝が鎌倉に幕府を開き、政治の中心が、関東に移ると関東・東北・甲信越などの温泉が
々に開拓されていく。戦国時代には、武士の療養地にもなっていた。
江戸時代になると一変。湯治場に庶民の出入りも許されるようになる。
温泉行きは次第に娯楽色が強くなっていく。ここに現代に生きる温泉観のルーツが
潜んでいるようだ。江戸時代に首まで浸かる現在の風呂の原型が登場。
ゆったりと湯に浸かって一日の疲れを癒す、という日本人独特の習慣が出来上がる。
明治に入ると、「日本の温泉医学の父」と言われるドイツ人医師ヘルツによって、
西洋医学に基づいた温泉医学や温泉地開発の指導が行われた。そして、多くの温泉地が
観光地化していく。高度成長期には、宴会の場として盛んに利用されるようになる。
現在は、利用者のニーズによって様々なタイプの温泉に分化してきている。

温泉は、含まれる成分により、異なる泉質を持つ。温度の違い、匂いの違い、色の違い
など、様々な個性を持っている。もちろん、効能もいろいろで、医学的に認められた効果も
たくさんある。また、温泉独特の「色」と「香り」が高揚度を高める。もちろん、
土地の風景や気候、風、特産物なども相まって、「温泉」の魅力は私たちを惹きつける。
 
ストレスの多い現代社会に生きる私たちにとって「癒し」は、不可欠である。
「転地効果」と言い、温泉に行くこと自体がストレスを解消し、療養効果を生み出すという
理論があるが、まさに、自宅のお風呂では、入浴剤の力を借りても、得られない効果である。

江戸時代に広まった庶民の旅、時代は変わっても、旅は、常に私たちに日常からの解放と
喜びと癒しを与えてくれる。温泉には、体をリラックスさせる成分(効能)があるし、
自然豊かな環境で湯につかることで精神的にもリラックスし、相乗効果をもたらす。
温泉に浸かるという独特の文化を、江戸時代から受け継いできた私たち日本人だけが
味わうことのできる最高の喜びがある。

「温泉」に歴史あり!紅葉の季節がやってくる。露天風呂で、太古の祖先と同じ風を受け、
綿々と受け継がれてきた温泉の文化に想いを馳せてみては、いかがだろうか。