「出る杭は打たれる」…子供のころから、出る杭になって痛い目にあってきた。
何でもやってみたかったし、大人の前で歌ったり、ポーズをとったりすることが
大好きだった。
母にはよく「お調子に乗ってるんじゃないよ(怒)!!」と言われ
今でもこのフレーズは、私を一瞬にして「青菜に塩」状態にする。
高校に入るまでは、やたら手を挙げて発表するのが好きだったし
学級委員長なんかも、自己推薦してた。
いや~、今思い返すとめちゃくちゃ嫌な奴だったわ~。
だから、私、中学校の同級会には行けない⤵⤵
さすがに高校生くらいからは、自分の実力がわかり
羞恥心というものも芽生えてくるので、大人しくしてたけれど。
でも、子供はいいじゃない。
出る杭になろうよ。
最近の子供たちは、とってもおとなしくて
あまり自分の考えを言わない。
そもそも発言もすごく少ない。
私は授業の時に必ず「どうやって解くのか」
「どうしてその答えが出たのか」
ということを問いかけている。
すると子供たちは、なかなか答えない。ずーっと沈黙が続く。
なぜか…、思うに、正しい答え、きれいな答えを求めているからなのではないか。
別に話がめちゃくちゃでも、意図が伝わればいいわけで
そこを恐れずに話して欲しい。
「なんでもいいから思った通りに話して」と、いうと、ポツポツと話し始める。
そういえば、何年も前に通塾していた生徒さんで、「なぜその答えを選んだか」という
質問に対して長い沈黙の後ポソッと「…勘(かん)…」と答えた子がいたね。
それもOKなんだと思う。とにかく伝えるということに意味がある。
近年、数学でも記述問題が出題されるようになっていて
それだって、文章として成り立たない構成だって、ポイントをつかんでいれば
正解となる。うまく書けないからって書くことを恐れてはいけない。
これからも、授業ではどんどん質問をします。
授業のメインは生徒さんだから、問題解いて質問に答えてっていう割合を
私が説明する時間よりずっと多くする…それが私の理想の授業です。
みんな、杭になってどんどん、出て頂戴!!
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