2012年6月2日土曜日

子供への夢【数学担当】

国ちゃんが高校時代「ジャーナリスト」希望だったのは知っていたけど
「史学者」っていうのは知らなかった。
「史学者」って職業的には何をする人なの?
高校時代先生にH大の工学部の推薦入学を勧められ
「数学科に行きたいのでちょっと…」と断ったら
「君の成績でこの大学に入れると思っているのか~!!」と
怒られました。
私たちが高校生の時代、今のように個性を優先という考えはなかったのか
国ちゃんも私も、先生から厳しいことを言われていたようで…。

私が子供のころは、母に「医者になれ」と言われていました。
親戚に医者が多かったので、いわば見栄というものでしょうか。
成績面でも経済面でも、医学部には到底届くはずもなく
高校生の時に、将来の見通しもないまま「数学科」を選びました。
さすがに、この時は母は泣いてましたけど。
そんなこともあって、私は息子たちに
将来の職業や方向性について、特に意見を言いません。

私のお友達の一人で、「子供の頃よく美術館に連れていかれた」
という方がいます。
「別に美術関係の職業を勧められたわけではない」
「正直、ちっとも楽しくなかった」
と、彼女は言っていますが
一緒にトールペイントを習っていた時の色合いのセンスは抜群でした。

息子が小学生の頃、NASAの関係博物館や資料館などに
わりと頻繁に連れて行っていました。
特に意味はなく、まあ、近所にあったからというだけの理由です。
それが、今になって宇宙関係を勉強したいと言い出し
この春小さな一歩を踏み出しました。
意図したわけでもないのに、やっぱり親の影響というものは
あるのだな、としみじみと感じてしまいました。

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