2014年7月16日水曜日

永遠のアイドル1970 女性編【国語担当】

語源は英語のidol、本来の辞書的な意味は偶像、すなわち崇拝や信仰などの対象を
可視化した絵画・彫刻のこと。その後、転用、発展、変化の結果、アメリカで
「若い人気者」の意味(1927~)として使われるようになる。
日本では、そのような対象を、まだ「スター」と呼んでいた。
1970年代に未成熟な可愛らしさ、身近な親しみやすさなどに愛着を示す
日本的な美意識を取り入れた独自のアイドル像が創造され、1980年代に
「アイドル」という言葉が定着、市民権を得るようになった。
きっかけは、1972年の沖縄返還。冬季においても屋外での水着グラビア撮影を
国内(!)で行うことが可能となったことだという。歴史的事象が
「アイドル」文化の発展にも一石を投じたって訳だ。

1970年代(私たちの小学校時代だ…)のアイドルを思い出してみよう。
高視聴率ドラマの主要キャラクターを演じた吉沢京子・岡崎友紀
1971…南沙織・小柳ルミ子・天地真理(新三人娘)
1972…麻丘めぐみ・アグネスチャン・坂口良子
1973…山口百恵・桜田淳子・森昌子(花の中三トリオ) キャンディーズ
1974…浅田美代子・浅野ゆう子・あべ静江・伊藤咲子・リンリンランラン
1975…太田裕美・岡田奈々
1976…岩崎宏美・ピンクレディー
1977…榊原郁恵・大場久美子・高田みづえ・清水由貴子・アグネスラム
 
名前を聞いただけで、数々の懐かしいシーンが走馬灯のように甦る。
まだまだ歌えるぞぉ! 真理ちゃん自転車…欲しかったなぁ。
麻丘めぐみの髪型をまねした(似合わなかった↓)。
アグネスチャンの歌まねもした(しかも…得意だった!)。
桜田淳子の帽子(白いキャスケット)…みんな持っていた。エンジェルハットと
呼ばれて、帽子の横にさくらんぼのキーホルダーを付けるスタイルが流行した。
ピンクレディー…踊った!踊った!ミー派とケイ派に分かれた。
キャンディーズもラン派・スー派・ミキ派に分かれて、談義したっけ!
岩崎宏美の髪型(おかっぱ)も流行った。目に入りそうな前髪の長さが
とにかく斬新だった(眉毛を出すのが子供の定番だったから)。
私は、色黒つながりで、黒木真由美のファンだった(知ってる?)。
 
1970年代後半から、小学館の学年別学習雑誌の表紙を、アイドルの写真
(表紙グラビア)が飾るようになった。それまでは、学年に応じた水彩画だった
…って、知らなかった~…。
アイドルは、当時の小学生のハートをがっちり鷲づかみにしたのだ!
 

0 件のコメント:

コメントを投稿