2014年5月21日水曜日

数字の魅力【国語担当】

数字には、単なる「数」としての表現様式以外に、様々な意味を含む
表現方式がある。発音から起因する場合、例えば、日本では、
4」は…「死」、「9」…「苦」を意味し、避けられることが多い。
病院には「4」「9」の病室がない。
電話番号では「8342」(破産死に)・「4279」(死に泣く)が嫌われる。
車のナンバープレートの下2桁「42」「49」は、払い出されない。
アルファベット順から起因する場合、「8」…「H」を差す。
ドイツでは、「H」はヒトラーの意。よって「8」はタブーだ。
フランスでも、「H」は麻薬のハッシュ・ヘロインを意味し、「8」は、
避けられることが多い。西洋では、「13」…不可能の数・非調和の数(素数)
そして、ご存じの通り、宗教的要因から忌み嫌われている。
中国では「3」…「惨」を意味、加えて「4」「13」もダメ!
4」「13」は、韓国、北朝鮮、シンガポールなども同様にダメ!

では、日本人が好きな数字は?
日本人は、基本、奇数好き。祝日も奇数日が多い。ご祝儀も1357
七五三、三三九度などめでたい儀式に奇数! 俳句・短歌も!
日本三景・三名山。七草…などなど。
ランキングでいくと、①「7」 ②「3」 ③「8」 ④「5
7」はラッキーセブンの意味合いが大きい。
3」は、長嶋茂雄の背番号!何かにつけて「3つ」に絞ることを好む。
諺にも多い…早起きは三文の得、石の上にも三年…等々。
陰陽思想の影響や「満つ」「充つ」に通じるなど、深い理由があるようだ。
8」が偶数で唯一上位にランクイン。漢字で書くと、「八」は、末広がりで良い。
風水上も全ての良き運を引き寄せる力がある(よって中国人も好き。「発」を表すし…)。
13」…西洋では忌み嫌うが、仏教では釈迦尊を守護する13仏があり、
吉数として捉えられている。古代インカでは、神の数字として尊ばれており、
トランプでは、王様キングだ。非常にパワーのある数字として好まれている。
日本では「15」も↑…龍安寺の石庭は石が15個。満月の十五夜…等々。
以前、18782(いやなやつ)+18782=37564(皆殺し)なんていう隠語を
発見した人がいたっけ。数字って、「深い」…ね。

0 件のコメント:

コメントを投稿