2013年7月3日水曜日

無力【国語担当】

有名講師…といえば、とある番組で東進ハイスクールの
H先生とY先生が「ヤンキー」(高校中退or中卒限定)相手に
授業を行う、という企画があったが…見ました?
とりあえずは「退出者」を出さず、少しでも心に響けば「勝利」
ってことらしいけど。(そういう意味では両先生とも勝利!)
とにかく今や、押しも押されぬ大人気の先生なので、
お二方の講座を受講できるのは、希望する限られた生徒のみらしく、
H先生に至っては、我が家の不肖の息子は、成績が足りず
受講できなかった…という苦い経験を持つらしい(情けない…)。
本来であれば、大変「有り難い/光栄」なお話。しかし、残念ながら
準備してきた授業はできなかった。しかもY先生の時は、メンツが…
完全に戦闘モードだった。教室に入った瞬間「ヤバっ!」と思ったはず。
「人って一時間であんなにやつれるものなんですね」
というゲストのコメントが痛々しかった。
H先生流にいえば、「勝てる場所で戦え」に反した場所での戦い。
それでも何人か心に響いたヤンキーもいたようだ…それで十分。

明治初期、ハイカラに対するアンチテーゼとして創出された粗野や
野蛮の総称を「番カラ」といい、その気風がライフスタイルや
ファッションに独特の影響を与え、学生間で流行となった。
1970年代「ツッパリ」(主に関東地方での呼称)に変化。女性を
「スケ番」。改造バイクで走り回る「暴走族」なんていうのも生れた。
1980年後半から「ヤンキー」に変化(関西ではツッパリ時代に
すでにヤンキーの呼称)。…周囲を威嚇するような強そうな格好をして
仲間から一目おかれたいという少年少女…の総称らしい。
2000年に入ると、ヤンキーの美学である反知性主義・村的発想(集団主義)
ヤンキー的気合主義の廃れから、自然消滅の一路を辿り、「ギャル男」と
呼ばれる人種へと劇的な変化を遂げている。
※「暴走族」は警察による取り締まりの厳しさと、不況の影響(
バイク購入不能)で壊滅状態。
久しぶりに見たリーゼントやしらす眉…ヤンキーの残存を再確認!
でも…やるなら「授業を受けたいヤンキー」に限定すべき。
受講した「ヤンキー」たちのあの姿勢は、両先生に失礼極まりない!
先生たちも…こんな仕事を受ける必要はない!と思った。
(私の心には十分に響いたけどね…)

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