2013年7月10日水曜日

多浪【国語担当】

関西地区では人気だった(過去形)タレントY(52歳)が、
東大目指して現在七浪中…。この件に関して、Yが、
ナイナイのトークバラエティーで是非を問われていた。
テレビ番組がきっかけで東大受験にはまった(?!)らしい。
Yには奥さんと娘さん(19/学生)がいて、家族は受験を
応援しているようだが、家中、重要語句の張り紙だらけで、
Yの受験に振り回されている感有り。
Yは、勉強に専念する為、仕事を減らし、収入は10分の1に。
そして、受験勉強費用は、なんと年間500万!
7年目でセンター690点まで辿り着いた」と誇らしげに語っていた。
コメンテイターの意見は賛否両論だった。
私の心に残ったのが、塾講師/M先生(女性)の意見。
「国立大学は、国が高度な専門知識を持った研究人材を国策的に
養成していく必要性から設立されたもので、そこで学んだ者は、
社会に出てから(様々な分野で活躍し)国家に貢献しなければならない。
あなたの年齢では、卒業してから、国家に貢献できる年数は幾年もない!
そして、きついことを言うが、センター/900点満点で、現役で満点とる子が
ほとんどの世界。あなたには無理。自己満足。東大依存症。
あなたは、家族の為にあなたにしかできないことをすべき!」って。

実際、七浪で690点はキツイ(最初は0点だったらしい)。
東大の場合、比重の7割は2次試験の記述にかかっており、それは、
解答のみならず、その解答に至るまでの正確な過程や考察も答える問題が
非常に多く、より高度な学力が要求されるものだ。
要するに合否を大きく左右するのは二次試験。
二浪以上は、東大卒でも就職が難しいらしい。更に、三浪以上だと
大学院に進み、研究者になるしか道はない。浪人しても受かる保証はない。
東大は現役合格率70%、一浪で20%だ。つまり、浪人すればするほど
受かり難いってことだ。
Yは「東大」というブランドにこだわっているだけ。
っていうか、受験勉強に依存しているだけ。
900点取れたら、満足して二次試験受けにいかないのでは?
私がYの娘だったら、「お願いだから、普通に働いて!」って言っちゃうな~。

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