卒業式に歌う歌といえば、私たちの世代は「仰げば尊し」が定番。
次いで「蛍の光」。しかし、今は「旅立ちの日に」だという。特に小学校での人気が高く、8割の学校で歌われている。
平成4年、埼玉県秩父市の中学で、音楽の先生が作った曲に
校長先生が、卒業生の記念にと作詞。最近SMAPがCM曲で歌い、
知名度もUP。新たな定番ソングになっている。
「仰げば尊し」は、文部省唱歌。日本の音楽教育のスタート曲。
なんと明治20年から歌われている。歌詞は、友・師・学び舎への
感謝の気持ちが中心だ。しかし歌詞は文語で難しく、古文を学んだ
高校生でなければ、いやある程度の高校生でなければ、理解不能だ。
(古文重要単語や文法が上手い具合に取り入れられていて、
かなりいい感じの古文の問題が作れそうなのだ。)
「蛍の光」は、もともと新しい門出を祝う曲で海外では年越しソング
として有名。最近では、卒業生が退場する際のバックミュージックに
使用されるのみ…らしい。
1979年に始まった「3年B組金八先生」の主題歌「贈る言葉」が
はやった頃から、卒業式に歌われる歌が変わってきたという。
卒業を、過去(学んだ学校や恩師など)への感謝の場面としてではなく、
「未来への飛躍の場面」ととらえると、歌う楽曲が「仰げば尊し」では
なくなってくる。将来の夢や希望をイメージさせる歌。
「旅立ちの日に」の歌詞には、勇気・希望・若い力・未来といった
前向きなフレーズがちりばめられている。曲もまた素晴らしい!
間奏のピアノも美しい。曲が良くて、歌詞が分かりやすく共感しやすい
というのが高評価の理由。実際聴いてみると、本当に素晴らしい曲で、
卒業のみならず、旅立ちの曲としても最高だ。
しかし、なぜだろう…「仰げば尊し」の方が泣けてくる…。
「You Tube」で聴いてみて!
※我らが母校・安積黎明合唱部で検索したが、「旅立ちの日に」は無し↓
しかし松田聖子の「瑠璃色の地球」があった!美しい歌声をぜひご視聴あれ。
0 件のコメント:
コメントを投稿