2012年10月27日土曜日

めざめる【数学担当】

今こうして教える仕事を続けているのは
息子の小学校にいた算数の先生のおかげだと思っている。

引っ越した地域の学校では、保護者のボランティア活動が盛んで
ひょんなことから私も息子の学校のお手伝いに行くことになった。
算数の先生の授業について行って、クラスで質問がある子や
わからなくなっている子のサポートをする仕事。
英語は相変わらず、たどたどしかったけれど
まあ、数を英語で数えられて四則演算の記号を英語で言えれば
なんとかなった (^_^;)
月曜から金曜まで毎日3時間、通い詰めてました。
なんか、教えるってことにはまってしまったみたい。
アメリカ人の子供たちはとってもかわいかったし
愛情表現豊かで、「Thank you!」とハグしてくれる。
とっても新鮮だったな。
中でも算数が苦手だった女の子。
毎日「教えて」と手を挙げていた。
(ヘルプが欲しい人は手を挙げる仕組みだった)
少しずつ、でも確実に力がついてきて
やがて私のお手伝いは不要になった。
彼女がティーチャーズデー*¹にくれたキティちゃんのネックレスは
今でも私の宝物になってる。

やがて日本への帰国が決まり、そのことを伝えると
算数の先生は
「日本に帰ってもぜひ数学を教える仕事を続けて。
 教えることはあなたのギフト*²よ。」
と言ってくれた。最高に嬉しかった。
だから帰ってきたら必ず教える仕事をしようと思ったんだ。
感謝してます、ありがとう、Mrs.Lund!


*1 先生に感謝を示す日、生徒から先生にお花やカードを送る
*2 神様がその人にくれた才能。その人を褒めるときの褒め言葉として使う

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