2012年9月26日水曜日

模索 青年編まとめ【国語担当】


浪人時代の話を数ちゃんの長男君に…そう言えば、
かなり大袈裟に…した。ごめんね。
単身ブラジル(比喩)な訳だから、戻れないし、
追いつめられている状態で…合格発表で自分の番号を
探す→探す→見当たらない→探す→探す→見当たらない
…なんて夢ばかり見るし。おちおち寝てもいられず、
布団に寝るのは夕方仮眠をとるだけの時間で、あとは
眠くなると机に突っ伏して寝た。
でも、今思い返すと、一番「充実」していた1年間だった!
そして、一番「後悔」の多い大学生活。ただ、なんとなく
大学に通い、講義を受け、いくつかのサークルを巡り、
バイトに明け暮れ、実りのない恋愛をし(男を見る目がなかった
ということ…涙)、4年間はアッと言う間に過ぎた。  

「アイデンティティー」について。自己同一性…と訳され、
本来の自分らしく生きること…と曲解され、流行語化した言葉である。
似たような展開をした言葉に「コンプレックス」がある。
これも劣等感…と曲解されているが、本来は「心の複合体」
というような意味合いだ。「アイデンティティー」とは…自分は
何者であり、何をなすべきかという個人の心の中に保持される概念のこと。
そう…はっきりと定義付けできない観念的な言葉なのだ。
「アイデンティティーの模索」などというと、ものすごい哲学的な
考察をしているかのように聞こえるが、本来、それは漠然としたもの
であり、「アイデンティティー」の確立なんて、成し得ぬまま、
人は、死んでいくのではないだろうか…と思っている。

青年期、自分の成すべきことがわからないまま、そして、深く
考えることもせず、なんとなく日々を過ごしてきたことは、
最も後悔することであった。が同時に、「自分とは何か?」などと問うには
時間軸も空間軸も未熟であり、また、未熟ゆえに、宗教や思想に
偏る嫌いがあっただろう。


さて、就職するにあたり、私も、ようやく本編の第一歩を
歩み始めることになる。ということで…続く、ったら続くのだ。

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