2011年10月22日土曜日

宿題やってきました~【数学担当】

数学教室では、「宿題は必ずやってくるように」と指導しています。
家庭学習が成績向上のキーだからです。
授業の前に必ず宿題チェックをしています。
「宿題やってきた?」
「やってきました~」
大抵はこれでおしまいですが、ごくたまに
「どれどれ、やってきたのを見せてごらん」
と見る時があります。
この時
やったノートを持ってくるのを忘れた
裏紙にやったので捨ててしまった
な~んていうのはちょっと怪しい。
あるいは
答えが〇ばかり
書いたり消したりといった、思考錯誤をした形跡がない
な~んていうのもちょっとヘン。

そういうときは、テキストを見るとさらに分かります。
問題文や図に何も書き込みがされていない。
ツワモノは、開いた形跡(折印)もないです。

最後の決め手は、
「じゃあ、やってきたならこの問題は解けるよね~」
と宿題の問題を解かせてみる。
…手も足もでない…

大抵ここまで来る間に、「やっていませんでした」と白状しますけど。
子供って、大人をだませると思っているのでしょうね。
子供たちよ、大人はそんなに甘くないのだよ。

見方によっては意地悪な行動に見えますが、実はこうして突き詰めることも
ときには大切なことです。
子供たちは、どこかで手を抜きたいと思っている。
そのラインを「ここまでならいいかな、ばれないかな」と探っています。
そのラインを、緩めないために
「ごまかしはきかないのよ」
ということを、きちんと分からせる。
そうすることにより、手抜きをさせないという効果があります。

ご家庭でも、「宿題やったの?」「やったよ~」
で終わらせずに、抜き打ちでチェックしてみてはどうでしょう。
うろたえる子供の姿は、それはそれでかわいいですよ。

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