2011年10月12日水曜日

三種の神器【国語担当】

本来、日本の歴代天皇が継承してきた三種の宝物(鏡・剣・玉)
のことを指しますが、これにちなみ、昨今では
一歩進んだ生活をするうえで持っていたいとされる
3種類の耐久消費財の呼称としても表されています。
マスコミ主導のキャッチコピー…とでも言いましょうか。
「三種の神器」といえば、白黒テレビ・洗濯機・冷蔵庫
と言われるほど家電製品のイメージが強く、ともすれば、
こちらが本意と思っている人も多いのでは?
1950年代後半、努力すれば手が届く夢の商品、
新しい生活の象徴でした。
それが、1960年代半ばには
カラーテレビ・クーラー・自動車に代わり、
2003年には、デジタルカメラ・DVDレコーダー・薄型テレビに
最近では、IHクッキングヒーター・食器洗い乾燥機・生ゴミ処理機を
「キッチン三種の神器」と呼んだりするようです。
皇位継承のしるしとして天皇に受け継がれてきた三種の宝物を
現代人の宝物という意味で、各種メーカーやお店が人気商品を
売り出す為のキャッチコピーとして上手に使っているという訳です。
さて、あなたにとっての「三種の神器」は何ですか?
ハイブリッドカー・アイパッド・ブルーレイレコーダー…?
長男に尋ねたところ
「核シェルター・太陽光発電・蓄電池」と言われ…身に詰まされました。


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