読んで字のごとし…良い行いを勧め、悪を懲らしめること。
  日本人の美学のひとつでもあります。
  座右の銘としても使われる四字熟語です。
  これは、武士道の思想、儒教の影響を受けた道徳観から
  生まれたものだと言われています。
  ま、簡単に言えば、善玉と悪玉がいて、最終的には、悪玉が
  善玉にやっつけられ…ハッピーエンドという展開。
  最も代表的な類型作品は「南総里見八犬伝」ですが、
  一般的には、時代劇における「必殺シリーズ」「水戸黄門」
  「銭形平次」「大岡越前」「遠山金四郎」(例…多すぎ?)
  団塊世代においては「ウルトラマン」「仮面ライダー」
  昨今では「レンジャーシリーズ」「クロサギ」などが、
  「勧善懲悪」の典型パターンとして挙げられます。
  好きでしょう?なんか、スカッとするでしょう?
  また、「判官びいき」という言葉がありますが、これも
  日本人特有の美学のひとつ…弱者や薄幸の者に同情し、味方
  したり応援したりすることです。だから、源義経が大好き!
  (兄の頼朝にねたまれて滅んだことに同情を寄せたから)
  裏を返せば、あの人、可哀想!って気分に浸って、
  実は私、権力者だから権力使ってやっつけちゃえ~
  みんなも喜んでいる…ああ いい気分…ってこと?!
  しかし、長寿番組「水戸黄門」も年内打ち切りが
  決定したそうです。多様性の時代。
  現実は、そんなに甘くないってことでしょうか?
  
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