一般社団法人「日本ほめる達人協会」は、「ほめる」素晴らしさを伝え、
「ほめる達人」を世界中に生み出すことを目的に、2011年設立された。
団体の西村代表は、自社事業で「人をほめる」ことが予想外に効果を発揮することに
気付き、事業として展開。「ほめるということは、人、モノ、出来事の価値を
発見すること」と説く。で…「ほめ達」とは、目の前の人や物、商品、サービス
起きる出来事などに独自の切り口で価値を見つけ出す「価値発見の達人」のこと…。
相手の存在価値を認め、すべての事柄・ピンチを「チャンス!」に転換する。
あらゆる生き方を変える「目からウロコ」の発想。ほめられることによって、
勇気がわく。自信が芽生える。心が開かれ、世界が広がる。
これこそが「ほめ達!」の仕事…だという。
「ほめ達」検定は、3級からスタートし、1級まであるという。
3級は、セミナーを受講することにより学べ、同時に検定も合格できる仕組みだ。その内容は、設問1…「自分が言われて嬉しいほめ言葉」を書き出す。
設問2…「価値の創造」と題し、マイナスの単語をプラスに変換する作業。
設問3…「価値の発見」、不運な出来事から有益なチャンスを学ぶ思考を養う。
他に、具体例を挙げて、マイナス体験をポジティブに捉える思考を身につけるもの等々。
受講中、とにかく「ほめ言葉」、前向き用語が飛び交う。隣の人(もちろん初対面)を
ほめさせられたり(ほめリレー)…気恥ずかしいほどのほめ言葉が舞っていた。
変化の激しい時代には、企業や個人の過去の成功パターンも通用しない。
自分が正しいと思うことに照らし合わせて「だめだし」をするのではなく、物事を多面的にとらえて「いいね!」と評価し合う。
ほめるということは、時代に柔軟に対応するための思考方法のひとつなのかもしれない。
転換しても、あふれ出る感情がそれを曲げてしまう」ということ理解して欲しい…と。
まあ、それが人間…。「悪魔の顔で、天使の言葉を吐く」ことになりかねない。
っていうか、つまりは、それが「ほめ達」の限界なのかも。
3級を取得し、帰宅すると、子どもたちが散らかし放題で…普段なら怒鳴りつける
ところだが、「いやいや、ほめ達3級!だ」と、早速発揮してみたが、「何?!気持ち悪い!」と逆ギレされた。悪魔の心をお見通しのようだ…。
この検定は履歴書にも書ける公的なもの…とのことだが、「ほめ達3級」って
どんな効果があるのだろう。いつも前向きで、誰にでもほめて、何事にもくじけず
生きていくのは、すご~くストレスが溜まる気がする。体の中に「毒」が溜まって、
ある日思いもしないところで、悪魔の顔で悪魔の言葉を吐いてしまいそう…。
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