そろそろ中間試験の期間になる。ついこの前まで夏休みだと思ったのに、あっという間だ。
2学期になってまだ1ヶ月半。9月は文化祭や体育祭など行事も多く、まともに授業ができる日が少ない。
しかも今年は台風の影響で休校になったりと、ますます授業日数が減った。
先生たちは、試験までに学習範囲を終了させるのに苦労している。
冷静に考えれば、年間授業数は事前にわかっていて
それに基づいて授業計画を立てているはずだから、
間に合わないっていうことは本来あってはならないのだけれど
やっぱりそういうことはある。
間に合わないからテスト範囲を狭めるって言ってくれればまだ良いが
飛ばしに飛ばし、試験日前日にぎりぎりセーフなんていうことになると
困るのは生徒たちだ。
復習するまもなく試験に突入し、しかも大慌てで学習した所からしっかり出題され
(大抵の場合単元の後ろの方が重要問題であり、問題作成に適した内容であるから)
敢え無く撃沈となるわけだ。
先生のペースで成績が左右されないようにしたい。
そのために、ぜひシラバスを使ってほしい。
私立の学校なら中学から、公立でも高校なら必ずシラバスはある。
毎年4月に配布されているはずだ。
ここには、年間の学習計画が載っていて定期テストの範囲が示されている。
時々チェックして、間に合わなそうであればその部分を予習しておくとか
後半そこに時間をかけられるよう習ったところは早めに復習しておくとかなんらかの手立てを打っておきたい。
家庭教師や個別指導塾を利用している人は、ぜひともこのシラバスを指導者に提出しておいて欲しい。
私たち教育関係者はこのシラバスによって学習計画を立てることで、効果的な授業ができる。
これがなければ、地図なしで知らない土地へ出かけるようなものだ。
さらにシラバスには、評定のつけ方(テスト以外で何を評価対象にするか)も書かれている。
これをみれば、例えば副教材の問題集は提出対象になっているのだな、などとわかり
普段からその心づもりでこなしておけば慌てることもない。
最悪、テストの点で失敗しても、こちらで加算してもらえる。
一方で、評価対象がテストのみの学校もあるので
そういったところの場合は、テストの点だけが取れるような効率的な勉強に時間を割けばいいわけだ。
試験対策のためには実はもっと前にやっておく裏ワザ、つまり試験対策の対策をしておくことが
より効果的であるというわけだ。
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