2014年8月9日土曜日

オルセー美術館展【数学担当】

六本木国立新美術館でオルセー美術館展が開催されている。
パリの美術館と言えばルーブルとオルセーが有名だが
モネやルノアールなど印象派の絵画を集めたオルセー美術館は日本人に人気である。
もともと宗教的知識を持たない私たちにとって、ルネサンス期や古代の宗教画は
鑑賞するのにやや難解である。
それに比べて、印象派は風景画が中心で、まさに「印象」、見たままを
そのまま感じ取ることができることから、すんなりと受け入れやすい。

私も開幕早々足を運んだ。
今回はマネ《笛を吹く少年》、モネ《草上の昼食》、ミレー《晩鐘》など
有名なものが来ていて、やはりそこは黒山の人だかり。
でもそれ以外は比較的ゆっくり見ることができた。

有名な絵画の中に、「これって名画なの?」と思わせるものもある。
バジールの《家族の集い》を見たとき、そう感じた。
実は、バジールは金銭的にモネやルノアールを支援した一人である。
彼が絵画を購入してくれたおかげで「印象派」というジャンルが育ったわけだ。
支援者の絵画は他にもカイユボット《床に鉋をかける人々》などもある。
こちらはなかなか見ごたえがある。
あまり聞いたことのない画家の絵も、展示されている意味がわかると楽しい。

出口に必ずあるギフトショップ。いつもはありきたりのものしかないのだけれど
今回のショップはなかなか充実していた。
文具店itoyaとのコラボの革小物、マリアージュフレールの紅茶など
見ているだけでも楽しめる。私は出品全作品が載っているミニ図録(¥1300)
を購入。帰ってきてからも何度も眺めている。

絵画鑑賞の後は洋菓子ウエストの喫茶青山ガーデンで軽食ランチ。
ホットスフレがめちゃめちゃ美味しかった。
ここ、コーヒーがおかわり自由なのでついつい長居をしてしまう。
久しぶりに会った友達との話も尽きなくて…すみません、ホントに長居をしました。

終了は10月20日。閉幕が近づくほど混雑するので、興味がある方はお早めに。

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