2014年8月16日土曜日

好き嫌いの変遷【数学担当】

長い間食べ物の好き嫌いが多かった。
食べれるものと言ったら、ハンバーグとスパゲッティとグラタン。
私も福島の田舎(しかも山奥)育ちだから、魚全般は全くダメ。
そもそも、活きのいい魚なんて手に入らなかったから、どれを食べても生臭くて
好きになんてなれない。
肉もひき肉以外は口にしなかった。
学校給食の安い肉で作られたメニューがさらに肉嫌いを助長した。
野菜は豊富にあったけれど、田舎の調理方法、ゆでる・炒める・漬物にするくらいだから
子供にとっては辛い献立となる。
国ちゃんと同じく、内臓系のものも全くダメ。というより食べたことがなかったから
好きも嫌いもない。ただ、印象できらっていただけだと思う。

夫と知り合ってから、食の許容範囲が爆発的に広がった。
なんでもムシャムシャ美味しそうに食べる彼につられて、ちょっと一口、
そこで美味しさを知った。
それでも40代まで嫌いだった椎茸は、お気に入りの中華料理店で出されたその味の
美味しさに驚き、それ以来大好きになった。
海外で暮らしていた時も、恐れず現地の食べ物を積極的に取っていたから
食事のストレスは感じなかった。
(なにしろ日本食については、最悪なものしか手に入らないので
そこに固執してしまう人は見ていて辛さそうだった)
今でも、どの国に行っても食生活で困らない自信だけはある。

現在避けている食材は、鶏肉。どうもあの鳥クサさが苦手。
何でも食べるのに鳥が食べられないというのは、非常に不便である。
安価で扱いやすい食材のため、外食メニューには必ず登場している。
それでも自分で排除できる場合はまだよい。
私にとって一番の苦難は、お正月のお雑煮である。
義母が作るお雑煮には、これでもかというほど鶏肉が入っている。
だから、器によそうタイミングを窺って必ず私がおたまを持つ。
自分の器には決して肉入れない。しかし、餅にくっついちゃうんだよ。
今一番嫌いなもの…それは田舎のお雑煮かも…

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