2014年8月6日水曜日

小麦色の肌【国語担当】

かくいう私も「のだめカンタービレ」にめちゃくちゃ、はまっている。
最終楽章(映画)後篇のDVDを何度繰り返し観たことか…。カ・ン・ド・ウ♪
「のだめ」のサントラCDまで借りてきて、暇さえあれば聴いている始末♪

さて、最近、「紫外線による弊害」のニュースを見た。
保育園でさえ、外遊びの前には、園児に日焼け止めクリームを二度塗り…というもの。
確か、1980年頃は、「小麦色の肌」がもてはやされ、上手に日焼けする(!)ための
クリームを塗って、海に出かけたのではなかったか?

いや、その「海にでかける」というのが、昨今では、様子が変わってきているという。
もともと「海水浴」は、医師の勧めで行くもの(医療目的…健康回復・増進)だった。
海で浴びる紫外線の量は、日常生活以上のものであることが、証明されたからだ。
紫外線の利点は、皮膚におけるビタミンDの生成。
ビタミンD欠乏からくる病気(骨軟化症・多発性硬化症・皮膚疾患等)の治療に効果的。
だが、2000年に入ると、紫外線の悪影響の方が、大きく取りざたされ、
2005年には、気象庁も紫外線の強さを表す指標を日々発表し、注意を呼び掛けるようになった。
気象条件の変化(晴天日の増加)により、日本では、地上で観測される紫外線の量が
増加傾向にある。

今では、「日焼けは健康的」というのは誤りで、その効果はわずかであり、
害の方が大きいと考えられている。
要するに、人間が太陽の紫外線に長時間さらされると皮膚・目・免疫系へ
急性もしくは慢性の疾患引き起こす可能性がある…というのだ。
紫外線はたんぱく質を変性させるため、皮膚に紫外線が照射されると一部の繊維に
大きなダメージが与えられ、皮膚を加齢させるというのだ(黒いシミ!がたくさんできる)。
そんなことを知ってか、街を歩けば、日傘をさし、帽子・UVカットのサングラス・
首にはカシュクールをぐるぐる巻き、アームカバー・爪の先まで覆い隠している。
もちろん日焼け止めクリームはUVカットの度数が高いものが人気。そして二度塗り!
 
海水浴などもっての外。
紫外線指標の発表や紫外線弊害のニュース、加えて清潔指向の高まり(砂まみれはNG)
より、海水浴客は激減。海の家も様変わりした。お洒落なコテージ風。
ウッドデッキテラスで、紫外線なし・砂なし・潮風なし。アロマの香りのミストを浴びながら
景色と料理(お洒落なイタリアン)とお酒を楽しむ。
誰もいない海…こんな歌詞あったよね?
当然「小麦色の肌」は、死語である↓。求められるのは「美白」だ…。

0 件のコメント:

コメントを投稿