2014年6月25日水曜日

ハニートラップ【国語担当】

セクハラ…正式名称は、「セクシャルハラスメント」…性的嫌がらせ。
1989年「新語大賞」で金賞を受賞した言葉だ。
2000年に入り「パワーハラスメント」(パワハラ)…権力を利用した嫌がらせ。
「モラルハラスメント」(モラハラ)…精神的な嫌がらせ、などという言葉も
生まれた。いろんな「嫌がらせ」だ。「嫌がらせ」とは、人が嫌だと思うことを
わざと言ったり、やったりすることだ。自分にはそういう意識がなくても、
相手が「嫌!」だと思うなら「嫌がらせ」になるのだ。だから、人によっては、
「今日も綺麗だね」(セクハラ!) 「頑張って仕事しろよ」(パワハラ!)だ。
「認識の相違」「個人の主観」に由来する事象なので、とても取り扱いが
難しい。昨今、これらにより、人間関係の悪化が長期化・深刻化する事態が
多々、見受けられ、社会問題となっている。
よくよく考えると、日常はこれらの「ハラスメント」で溢れている。
なぜならば、「被害者の主観のみによって決められる」からであり、
拡大解釈していけば、全ての事象がこれらに行きつくような気さえする。
逆に言えば、それが、これらの「ハラスメント」の問題点である。
これらの「ハラスメント」の概念における拡大解釈が、些細な事にまで
「セクハラ!」「パワハラ!」「モラハラ!」と騒がれるようにもなるのだ。
それによって、過度に気を遣い、必要とされるコミュニケーションが円滑に
進まなくなるという弊害も…。また、単に気に入らない人間を陥れたり、
嫌がらせをする為の「便利な言葉」として扱われる場合も出きている。

そして…東京都議会の「セクハラ発言」問題である。
議員としての品位に欠ける発言から、5日後、鈴木議員の品位に欠ける行為が発覚。
全くもって「議員としてお粗末」「人間としてもお粗末」だ!
2時間サスペンスドラマなら、元グラビア出身の美し過ぎる議員による
「ハニートラップ」…などという展開もありか?
いやいや、鈴木議員は、当初のコメント通り、セクハラ発言などしておらず、
大御所の汚名を着ることで一生、大御所議員をゆすり、果ては、
大御所議員に雇われた殺し屋にグサリ!!……とか?
考え過ぎ?単におバカな鈴木議員のお粗末な顛末か…。
塩村議員も美しいから言われたのだろうし、鈴木議員に至っては、調べてみると
まあ…いわく付きの人物。よくぞ議員になったものだって感じ↓。
ひと昔前なら「好きだから、からかったんじゃない?」なんて言われて
オシマイ…だったが。
「ハラスメント」に溢れる現代では、そうはいかないのだ!

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