2014年6月11日水曜日

奇跡の52歳【国語担当】

美容整形(正しくは美容外科)…人体の機能上の欠損や変形の矯正よりも
専ら美意識に基づく、人体の見た目の改善を目指す臨床医学のひとつ。
日本経済の成熟と医療市場の拡大により近年注目されている分野である。

日本人には「他人の目を気にする」という道徳性が根底にあるため、
「美容整形」に対する抵抗意識がとても強い。
「施術後の自分がどう見られるのか」「施術の事実を周りが知ったらどう思うのか」
すごく気になるのだ。公表を避けるのもこの意識からきている。
また、美意識の中に「親からもらったものに傷をつける」という負の概念が
有るため、美容整形に関しては、「非」「否」の意識が強いのが現状である。

現在、市民権を得ている美容外科施術は「脱毛」と「縮毛矯正」と言われている。
それが、実際、日本人の概念上、許される範囲なのであろう。
上記の施術も含めて、親が「施術」している場合は、理解度が高いためか、
子への「施術」度が高く、時期も早いようだ。
美容整形手術件数は、①アメリカ ②中国 ③ブラジル…日本は7位。
美容整形大国と言われている韓国は8位だ。
上位は、おそらく豊胸手術がメインで、韓国は二重瞼がメイン。

私は、基本的には「有」「可」の立場である。が…貧乳/一重瞼でありながら、
なぜ施さなかったのか? それは、そこに劣等コンプレックスを抱いていない
からだ。だから、「そんなに悩むなら、やっちゃいなよ!」って立場。

そんなことを考えたのは、TVで「叶姉妹」を見たからだ。
どこまでが本物なのか、いや、本物はないのか。全てが作りものなのか?
ネットでは過去の写真も暴露されているが、その写真は全くの別人のようだ。
別人つながりでいけば、安室ちゃん(昔、ポンキッキに出ていたよね?)や
AKB/板野、菜々緒ちゃんなんかも、全くの別人なんだけどね。
叶姉妹は、そう、一言でいえば…「やり過ぎ」な気がしたのだ。
で、「最後から二番目の恋」で荒野じじいが言っていた台詞…
「奇跡の55歳より普通の25歳がいい。若く見える55歳のおっさんより
普通に若い25歳の青年の方がいいに決まっている」
で、奇跡の52歳…「松田聖子」は、どうであろう。アスタリフトをたっぷり
使っても、残念ながら、ああはならない。彼女もある意味「やり過ぎ」だ。
 
「外見ではなく心が美しければ良い」なんて言葉は空虚に過ぎないのか?
いや、「やり過ぎ」だと思う意識の根底には、「やってみたい」「むしろ潔い」
というような、叶姉妹への羨望の気持ちがあるからではないのか? 
で…私は、むしろ、劣等コンプレックスを抱いている?!のではないだろうか…。
 

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