2014年3月5日水曜日

著作権云々【国語担当】

著作権とは、著作者が著作物に対して持つ権利のこと。
著作者が「思想、または感情を創作的に表現したもの」で、
例えば、文章・曲・歌詞・絵画・写真…など。
簡単にいうと、著作者に、コピーしてもよい・してはダメ・
いくら払えばしてもよいかを決めさせることができる法律である。
残念ながら、ネット上で最もないがしろにされているものでもある。

数ちゃんの「過去問」の話…過去問は、過去問自体に問題を作成した
学校の著作権が生じると考えられる。従って、過去問の著作権者である学校の
使用許可が必要。過去問そのものが著作物として保護されているって訳。
国語の問題については、学校の許可だけでなく、題材となった元の文章を
書いた人の許可も必要。だから、過去問集にも文章が掲載されず
「なんじゃこりゃ?!」となる。
著作者側の意見としては、自分の文章を用いた入試問題と選択肢をみて、
問題作成者の誤読・誤認があり、使用を禁じているということのようだ。
よって、国語入試業界では「入試作家」と「非入試作家」という区分けが
まことしやかに語られているのは事実。つまり、著作権OKの作家だけを
選別して入試原文を選ぶ、その後は、過去問に掲載もOK!
引用も出題も盗作さえもOK・OKなんていう懐の広~い作家もいる。
入試のような真剣勝負で自分の著作を読んでもらえるのはありがたい。
むしろ読者の拡張につながる…って!
実際に、過去問に使用された文章を読んで、ファンになった学生も
いるはず。論説文に関しては、私もそのひとりだ。

著作権の有効期限は50年。死後50年経ったの作家の作品で
入試問題を作れば問題はない、のだが、そればかりでは、あまりに寂しいでし
ょ?!

0 件のコメント:

コメントを投稿