2014年3月8日土曜日

新高校1年生へ【数学担当】

千葉の公立高校後期試験の発表が今週木曜日にあった。
前期で残念な結果だった生徒さんたちも見事合格通知を手にし、
嬉しい知らせに私も夜祝杯をあげた(^_^)v
一方で第一志望に合格が叶わなかった生徒さんもいるわけだが、
一つ言いたいことは高校受験はまだゴールではないということだ。
ここで人生が決まったわけではない。
3年後にある大学受験の結果いかんによっては、今の笑顔と悔しさが逆転することも十分ありえることだ。
「入学したらすぐにがりがり勉強せよ」というわけではない。
しかし、受験までの3年間は思っている以上に短い期間だということと
高校生活は赤点→留年→退学ということもありえるということを認識しておいてほしい。

高校の数学は、予習を中心に進めていくとよい。
教科書の問題の解答解説が載っている教科書ガイドはぜひ購入しておくこと。
授業の前日に例題を読み、問題を解いてガイドで確認をする。
分からなかったところを中心に授業中に集中してその部分を聞いてくると
メリハリのある講義を受けられる(わかっているところは軽く流して少しリラックスする)。
帰ってきたら副教材で復習をする。
もしどうしても自分で予習ができないというのであれば、塾に行ってその部分を補うことをお勧めする。大学生の家庭教師の先生を頼むのもいい。
なぜなら復習中心のペースになると、どうしても授業についていけなくなることが多いからだ。
完璧に理解できなくてもまったく構わない。しかしながら、翌日の授業で行う問題を数問自宅で解いていくことは大切である。

次に通塾のタイミングであるが、塾には補習を中心とする補習塾と大学受験を目標とした進学塾の2種類があることを念頭に置いて話を進める。
まず、前者の場合であるが、こちらは学校の勉強についていけないあるいはついていけなくなりそうなときに、スポット的に利用するのがよい。
1年生では三角関数や二次関数が理解できなくなったらすぐに何らかの手を打つべきである。
なぜならこの単元は2年生になってから再度応用という形で出現し、この時点で1年の基礎ができていないと赤点は間違いないからだ。高校数学は(特に数ⅠAは)単元ごとに内容が独立しているので、その単元だけ家庭教師の先生を頼むというやり方がお得だろう。
後者の進学塾は、高校2年生で数学と英語、高校3年生になってそれ以外の受験教科を取るという人が多い。中学までの塾と違い、必要な教科ごとに受講可能なので
場合によっては教科ごとに塾を変えるということもある(数学はA塾、英語はB塾など)。
後あとになってから影響するのは、自習室が使える塾を自宅のそばに確保しておくという点だ。
自宅で勉強できるのであればいいが、集中できる自習室があると特に高校3年生の自由登校の時期にはかなりいい。自宅のそばというのがポイントだ。
朝から出かけていき家にお昼を食べに帰り、また午後から自習室へ行く。
電車に乗らないで家のそばの自習室に行けるというのは、学校の通学路にある塾に電車に乗ってでかけることを考えるとずっと楽だ。
進学塾は入塾したら大学受験が終了するまでお付き合いするところとなる。
複数掛け持ちするにしても、メインとなる塾を一つ決めておき
そこの先生と自分の学習計画を常に修正しながら勉強を進めていこう。
進学塾は勉強を教えてもらうだけではない。今やっていることが違った方向に進んでいないか
いつも相談ができることが合格への鍵だと思う。

春から高校生になるみなさん。がんばれ~!!

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