2014年2月19日水曜日

千葉県公立高校入試【国語担当】

「国語」は、例年通りの一般的な問題。
「聞き取り」「漢字」「論説」「小説」「古文」「作文」と
バランスよく出題。(設問に漢文の書き下し文も有り!と多彩)
「論説」は「失敗学の法則」等の著者である畑山洋太郎氏の文章。
「小説」は、千葉県好みの文化物を題材にした文章。
「古文」も例年通り、文章自体易しく、全体の内容把握が中心。
今年は、記述が例年より多かった。しかも、抜き出しではなく、
自分の言葉で書くよう指示されている。
「作文」はグラフの読み取り。読み取っているかがカギ!
問題レベルとしては、中の下…といったところか。

それから、「携帯」や「PC」の普及により、廃れてきているもの
例えば…「手紙」「電話」。(「電話」が出題された!)
「敬語」「読書」「(日本の古き良き)文化」「作文(書くこと)」
そういったものを題材にする傾向が強くなってきている。
これは、公立高校一般のみならず、センター試験の傾向でもある。
私が出題者でも、問いたいところだ。
難易は様々ではあるが、「国語」である以上、そこは、問うておきたい。
「読解力」の究極は「要約」だ。「要約」ができるということは
筆者の言いたいことを理解し、自分の言葉に置き換えられるということ。
それが、最後の設問である「筆者が言いたいことは次のどれか」。
筆者の主張を出題者が「言い換え」ているから、探しなさい…
という問題。センター試験も千葉県公立高校問題もすべての
問いの最後は、同じくこの設問だった。それから「文章の構成」を
問う設問も全てにあった。
細かいところまで、読みとるより、おおまかな主旨を問う傾向が強い。
この傾向は、しばらく続くであろうとみている。
「敬語」「手紙」「電話」「作文」→今後も授業で力を入れていきたい。
(よくわからないけど…決意表明!)

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