2013年9月14日土曜日

幼児期の記憶【数学担当】

東京オリンピック、決まりましたね。いや~、まさか東京になるとは思っていなかったので
ちょっと驚き。その後、じわじわっと嬉しくなりました。
さて、東京オリンピック、実は我人生2度目(年がばれる)。
まだ1歳だった私には、かすかにこのオリンピックの記憶がある。
母に抱っこされて、もうこんなことは二度とないことだからよく見ておくように、
というようなことを言われている私。
まわりの道路に人が沢山いて、何かを待っている…そんな様子である。
私が大きくなってから母が言うには、聖火ランナーが走っているところを
一緒に沿道で見守ったということらしい。

本当にそれは自分自身の記憶なのか…。
脳科学的には、3歳くらいまでに幼児の記憶はリセットされる、ということらしい。
ほとんどの人が3歳頃の記憶を失ってしまっている現象を「幼児健忘症」といい
実に19世紀末頃には論文がでている。
ではなぜ、生まれてきたときの記憶とかお母さんのお腹にいたときの様子とかを
覚えている人がいるのだろうか。
記憶がリセットされる次期というのは、民族によって千差万別で、
我々アジア人は比較的大きくなるまで(5歳くらいという説もあり)記憶が残っているそうだ。
とすれば、ある程度言葉をしゃべることができる時期であり
子供が親やその周りの人に、自分の記憶を話し、
その周りの人たちが、子供に繰り返しその話を言い聞かせて
リセットされることがなくなっているということはないだろうか。
先の私のオリンピックの話も、母が何度か私に話してくれたことだから
自分の記憶として上書きされた、嘘の記憶なのかもしれない。
実際、今思い返してみれば、沿道の様子は
もう少し大きくなってきてから、昭和天皇が美智子様と
福島のどこかにいらした時に、見送った様子に似ていると言える。
(この記憶は確か。黒い車からお手を振ってくれたのを見ている)
実に記憶とは曖昧。思い出したくない数々の失敗はよ~く覚えているけれど
覚えなくちゃいけない公式なんかは、すぐに忘れる。
オリンピックの記憶ある人いる?

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