2013年2月6日水曜日

赤裸々【国語担当】


今、人気急上昇中の「ゴールデンボンバー」…
「女々しくて」で昨年の紅白歌合戦出場も果たした。
彼らの歌の歌詞がすごい!
私たちの年代は、ユーミン・中島みゆき・桑田圭祐…等々
独特の世界観を持っている大御所たちの世代。歌詞と曲調が
見事にマッチしていて、更なる感動を巻き起こす。
ユーミンが「歌詞はすごく楽しいか、すごく悲しいか、
どちらかでないと共感を得られない」と語っていたことが
ずっと記憶に残っている。それでいて、ユーミンの
世界観は割と身近な感じだし、中島みゆきの世界は壮大。
桑田圭祐はとても繊細。
で、ゴールデンボンバーは、どうだろう。
「女々しくて」のように、同じ言葉を連呼するものが多く、
かも「英語ってかっこいいな、かっこいいな、かっこいいな
英語ってかっこいいな~♪」など、非常に単純…。
聞いたことあるような歌詞のパクリかと思うような曲も多数。
「まさし!まさし!」とやたら叫んで、最後に「まさしって誰?」
で終わる歌…まさしが誰なのか、こっちが聞きたいよ…って感じだし。
「君を連れ去ってカギをかけて飼いたい」などというヤバイ感じの
歌詞もある。とにかく思いのまま!何のしばりもなく自由!
聞く側の気持ちへの配慮は無し!作り手が言いたいことだけを
メロディーに乗せている。
前出の小林先生に言わせれば「幼稚・陳腐・稚拙…」と一喝されそう。
だが、リズムやメロディー重視の現代の若者には、逆にストレートで
露骨、意味不明(言い過ぎ?)な表現の方が好まれるのかもしれない。
歌詞の世界にも、ある種の「価値観の多様性」を感じた…。

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