2013年1月30日水曜日

頻出著者【国語担当】


センター試験の振り返り…「国語編」
私も筆者欄に「小林秀雄」とあった時、「マジかよ!?」と
思った。「小林秀雄」は私が受験した30年前も難解筆者として
有名であった。とにかく、漢字(しかも難解な)が多いし、文体も
硬く、読んでいて全く頭に入ってこないような難解な文章。
例えば、文章の中に「事実ではあるまいと言ったところで
面白くもない事だ」とあるが、事実なの?事実じゃないの?
面白いの?面白くないの?…って具合なのだ。
小林先生が女性に告白する時「君を好きか否かなどと、私に問うことは
愚問に過ぎないであろうことを、後に知り得るのではなかろうか」
とか言うんだろうな~って思った。 
結局…好きなの? そうじゃないの?…みたいな。
センター試験の問題は、偏差値50程度を基準に作られているから、
設問や漢字は割と簡単で、紛らわしいものは、ひとつもない。
さすがセンター試験!という感じ。
今回は、「小林秀雄」の文章を15分弱で読むことが
(しかも注釈が21もあった!)一番難関だったかも。
難しい文章の場合、選択肢から内容を推測するって手があるんだけどね。
「身近なものにも時代の文化が反映されているから興味深いよ!」って話。
「入試現代文頻出著者(大学受験)」ランキングを見ると、
1
鷲田清一  2 河合隼雄  3 山崎正和
4
養老孟司  5 内田樹  6 外山滋比古
7
茂木健一郎  8 鈴木孝夫  9 夏目漱石
10
小林秀雄  …こんな感じ。個人的には2位の河合先生の
文章が好きなので、今年こそは!と思っていたが、ハズレ。
他にも、注目筆者として、阿部謹也…『「世間」とは何か』
村上陽一郎…『文明の中の科学』  川端康成…『掌の小説』
柏木博…『「しきり」の文化論』  三浦雅士…『考える身体』
正高信男…『ケータイを持ったサル』が挙げられている。
養老孟司・小林秀雄・川端康成は難解トップ3ってとこかな。

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