2011年11月6日日曜日

過去問結果の受けとめ方【数学担当】

11月に入り、受験生は週末になると過去問を解いているのでしょうね。
そして、自己採点した結果に一喜一憂…
いや、むしろ一憂一憂してるかもしれません。
この時期トライした過去問の結果をどう受け止めるか、それが大切です。

まず、点数にはあまりこだわらない方がいいでしょう。
おそらく30点台、苦手な教科に至っては10点台ということもあるかもしれません。
合格者最低点と見比べて、「あ~、不合格だ~」なんて
がっかりするのは早すぎます。
そんな点数だって合格している先輩沢山います。
もし、もうすでに合格最低点を上回っていたとしたら
それは、その学校は安全校です。
もうその学校の過去問挑戦は不要でしょう。
さらにワンランク上の学校を第一志望に変えてください。

点数に伸びが見られなかった場合、どこに原因があるかを見極めることが
その学校に合格するための道が開かれています。

前半の問題がほぼ得点できているものの、後半の問題で正答が得られず
点数に伸び悩みがある場合。
これは大いに見込みがあります。
入試は学校の特徴が如実にでています。
その特徴に自分がまだ合せられていないということなのです。
見直しをろくすっぽしないまま、
ノルマ的に次の過去問に挑戦するのはやめてください。
敵を知らずして戦うなかれ。
ミス問は解説を読んで理解するまで何度も解き直しをする。
ミスした単元(空間図形とか二次関数とか)の問題を日々積極的に解く。
そうした後で次の年度にチャレンジすれば、きっと点数は伸びてきます。

全体的にポロポロミスをしていて、特徴がつかめない形での点数低迷。
これはやや、やっかいです。
初回のチャレンジは、緊張しているということもあるでしょうが
数回チャレンジしても前半の問題を落としているということは
まだ基礎がぐらついているということ。
前回の「タイプ別攻略法の①短時間スイッチタイプ」の勉強に力をいれましょう。
後半の問題は、同じ傾向の単元をミスしていませんか。
その単元があなたの弱点です。
普段の勉強の時、意識してその単元の問題を解くようにしてみてください。

最後に残しておいた直近の過去問。
そこで合格最低点より20点ほど(全教科合計)上回れるようになっていたら
大丈夫!合格キップはもう手にしています!
そうなるまでに最低3回、過去問は解き直しをしておくことが大切です。

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