2015年1月24日土曜日

2015センター数学【数学担当】

今年のセンター数学は荒れ模様だった。
河合塾予想平均点によると数IAは昨年度と同点であるが
数ⅡBは大きく下回り-14点となった。
今年も例年通りセンター試験にチャレンジしたが、難しかった!

まず数IAは新課程になって初めての「データの分析」が出題された。
私たちの世代の人たちはおそらく、目にする機会がないであろう「箱ひげ図」の問題。
現在教科書などでは、軽~く触れられている程度で、学校によっては
その単元をまるのまま飛ばしたりしてしまうと分野なのだが、まあ良く出題したねという感じ。
ここは必須問題だったので、飛ばすこともできないので得点差の出る所だと思う。
もう一つ必須問題の2次関数の問題。これは毎年必ず出ているが
今年はちょっと出題傾向が変わった。
問題自体はそれほど難しくはなかったが、一番最初の問題であるため
ここで戸惑ってしまって、時間配分が乱れることがありそうだ。
選択問題の中の「場合の数」は易問。ここは是非点数を取りたい。
「整数問題」も同様。
選択問題最後の「図形問題」は、題意より上手く図が描けたかどうかによって
正答が得られるかどうか。そうすると選択は「場合の数」「整数問題」となるか。

数ⅡBは「ベクトル」「三角関数」「積分」「指数対数」「数列」「確率統計」と
まんべんなく出題された。
どれも導入は基本問題で、それこそ教科書に例題として載っているようなものだが
中盤以降は計算量も増え、難化してくる。
特に選択問題の「確率統計」は、後半標準偏差の問題が出ており
こんなの選択した人いるのかなあ。
ただ前半はとても簡単だから後ろを捨てるという気持ちならOKかも。
どの問題も取っ掛かりは簡単なので、思考のループにハマった時にどこであきらめるか。
深追いしていくと、時間が足りなくなり実はもっと簡単に得点できるところを落とす
ということになる。
また、出題ミスがあり、正答が2つあった問題もありそこで迷って時間を使ったということもあっただろう。

理系の生徒はこの後理科のテストがあった。
(文系理科は午前中)
数学であれれ…となり、後の理科に影響がなかったことを祈りたい。
センター試験は時間との勝負。余計なことに気持ちをとらわれないでガッツで行ってほしい。

さあ、今度は私立と2次試験。頑張れ!!

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