2014年12月10日水曜日

ライバル現わる【国語担当】

今、経済界が注目しているが、プロテニスプレーヤー・錦織圭の
「ケイノミクス」による経済効果だ。
弱冠24歳にして、ATPツアー出場という快挙を達成した錦織君。
彼の経済効果が、もの凄いことになっているのだ。

そもそも、テニスの国内市場は年々減少傾向にあった。
競技人口も激減の一途を辿っており、錦織君が「コートが減っている」と嘆いたほど…。
しかし、彼の今季の快進撃は、テニス人口復活の起爆剤になるのは間違いない。
加えて、錦織君を支援している企業にも経済効果は大きく波及する。
所属契約している日清食品を筆頭に、ユニクロ(ウェア)、タグ・ホイヤー(時計)、
アディダス(シューズ)、ウィダー(森永製菓)、ジャックス(クレジット会社)、
ジャガー(車)、デルタ航空などの一流企業とスポンサー契約を結んでいる。
さらに全米オープンを中継したWOWWOWは、9月に開局以来最高となる新規入会者を獲得。
合わせて4大大会や来季ATPツアーの日本向けテレビ放映権は、争奪戦となり、
スポットCMなど付随するものも大きい。
こうした各業界への「エアK効果」の合計が約130億で、その経済効果は、
合計約300億円となる。同関係者によれば、テニスでは日本史上最高。
本田圭祐(サッカー)、イチロー(野球)をしのぐ勢い。

錦織君のラケットを手掛けるウィルソンでは、今季のモデルは2カ月で
2.5倍の売り上げ。またその効果はテニス業界全体に及び、他社製品も
特にジュニアの製品は品薄状態。テニスクラブも空前の入会申し込み。
重複する部分はあるものの、前出の広告効果と単純計算すれば、
錦織君の活躍には、なんと約800億円もの付加価値が!!!
テニス界だけでなく、いまいち波に乗れない日本経済にとっても、まさに救世主に。
今後も活躍すればするほど、錦織君の経済効果も上昇する。

3の矢を放っても、個人消費が冷え込み、成果の是非が問われる「アベノミクス」。
一方で、スポーツツーリズムのグローバル化をも実現させた「ケイノミクス」。
「錦織銘柄」は、天井知らず。そして、彼は、まだ24歳!
この勢いは、まだまだ続きそうである。

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