2014年4月23日水曜日

苔【国語担当】

地表や岩に上に這いつくばるように成長し、広がるような植物的なもの。
日本庭園や盆栽で利用されるほか、国歌「君が代」で歌われる。
ちなみに「苔むす」とは、その状態が長く続いてきたことを示す。
花言葉(一応あるようだ)は、母性愛・信頼・孤独。
苔は、乾燥に強いが、高温の蒸れに弱く、半日陰でよく育つ。
手入れがなかなか大変で…①水やりは夕方にたくさん!
②水はけをよくする! ③風除けを設ける!
④落ち葉を取り除く(光合成ができるように)!
手入れは、なかなか大変だ…。

週末、小田急ロマンスカーのCMで話題になった「箱根美術館」に
行ってきた。「おじいちゃんと私は好きなものが似ている…」ってCM。
小田急電鉄が、ロマンスカーのCMにロケ地として起用。
2013年 秋 おじいちゃんと私 編」である。

「箱根美術館」は、箱根で最も古い美術館である。
創立者・岡田茂吉が設計して作った美術館の敷地内には130種類以上の苔と
200本のモミジの苔庭や萩の道、竹庭などがあり、四季折々に美しい姿を見せる。
おじいちゃんと孫が、庭園の茶室で抹茶を飲みながら、美しいモミジと苔庭を
眺めるシーン。CMが流れるや、小田急電鉄には問い合わせが殺到。
箱根美術館にも大勢の人が押し寄せた。入館口は長蛇の列。茶室は常時満席。
写真を撮ろうにも人が邪魔で思うように撮れない…半年経ち、春になった今でも
たくさんの人が訪れていた。
当日は小雨。曇り空だったが、竹林と苔庭がとにかく美しかった。
かなり感動! すごく感動!
 
CMに起用される条件は、まず「どこか懐かしさ」があること。そして、
「そこに行かないと見られない景色」「他には変えられない景色」である。
さらに、景色・風景プラス「何か」があると好感度は跳ね上がる。
「何か」とは、季節感・かわいい動物・情緒的なストーリー・景色に合う優雅な音楽
古いモノと最新のモノを組み合わせたギャップの面白み…等々。
箱根美術館(の苔庭)は、それらを兼ね備えた場所だったのだ。
紅葉の時期は、さぞかし美しいことであろう。
たかが「苔」と思っていたが、されど「苔」!!!…だった。

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