高校時代の私の彼氏はお勉強大好き人間だった。そしてとにかく勉強ができた。
結局学校推薦を取り難関私立大学へ進学した。
方や私はというと、お勉強サボりたい人間で学業成績はイマイチだったから
デートと言えばお勉強を教えてもらうというパターンが多かった。
初々しい高校生のデートなのに興ざめであるが
私にとっては助かっていたわけで、その後も結構長いお付き合いが続いた。
今ではすっかり縁が切れてしまったけれど、どこでどうしているやら
ちょっと気になるところではある。
2日付の朝日新聞に自宅エリアに関する記事が掲載された。
小学6年生の約4割が私立または公立中高一貫校などに進む地域であり
また、地元の公立中学も教育方針に特徴のある学校で
あえて進学させる保護者もいる、と紹介されている。
その中で進学塾京葉学院が
「高収入で子供にしっかりとした教育を受けさせたいと考える保護者が多い」
「何らかの形で教育にかかわりたいという意識が強い」
とコメントしている。
私自身この地域に転居を考えたとき、教育レベルの高さを評価し
実際自分の子供を育ててみて、評判以上に良いところだと感じた。
その後こうして教育の仕事に携わってみると、
地域の保護者のレベルの高さを実感する。
孟母三遷ということわざもあるように、住むところで子供に影響を与えられるなら
最大限の努力をしたいと考えるのは当然と言えば当然であろう。
しかし一方で、ちくりと感じる不安は
こうして整えられた環境の中で育った息子たちは、将来どうなるのだろうということである。
もし息子たちがひとりだちしたときに、経済的苦境に直面したら乗り越えていけるのか。
あるいは、違った環境で育った周りの人たちの考え方を理解できるのか。
自分とは違うと切り捨ててしまわないか。あるいは必要以上に興味を持ち
ハマりこんでいってしまわないか。
この話に関係する面白い内容のTVを観た。これについて次回は続ける。
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