2012年5月2日水曜日

正しい敬語の使い方/実践編【国語担当】

敬語とは、ご存知の通り、相手や話の中に出てくる人などを
敬う気持ちを表す言葉です。
敬語は一般的に①尊敬語②謙譲語③丁寧語に分類されます。
大前提として、相手がいる場合(話題の中の第三者でも)で
そこに上下関係が成立している時に使います。
例えば…お嬢様と執事(ちょっとマニアックな例でした…)
学生なら、自分(生徒)と先生。社会人なら、自分(社員)と
上司。店員なら自分と客。主婦なら嫁と姑。
①尊敬語は、話題中の動作の主体が自分より上位。
②謙譲語は、動作の客体が話題中の動作の主体よりも上位。
簡単に言うと、自分の行動には謙譲語を、上位者の行動には
尊敬語を…ってこと。

①尊敬語の場合、語彙自体を変えるもの(見る→ご覧になるetc
は言葉自体を覚えること。それ以外は「お/ご~なさる/になる」、
尊敬の助動詞「れる/られる」を使いましょう。
人名には「様」「先生」「先輩」「殿」「社長」などの敬称や
職階を付けましょう。

②謙譲語も、語彙自体を変えるもの(見る→拝見する)は
必須。それ以外は「お/ご~する・申し上げる」等を使用。
例より…「お嬢様が召し上がっていらしたお菓子を買って
参りました」(食べたのはお嬢様・買ってきたには執事)
「先生、お待ちになって下さい。少しご相談したいことが
あります。」(相談するのは自分、待つのは先生)
「お待たせ致しました。お席にご案内致します」
(待ったのは客、案内するのは店員)
「お義母様は、私が申し上げたことを、おわかりに
なっていらっしゃるのかしら!」(言ったのは自分(嫁)、
聞き手は夫、わかっていないのは姑/義母(夫の母親)
…まあ、こんな感じです。

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