2012年2月22日水曜日

問題意識【国語担当】

国語専科として、今年の千葉県公立高校前期
「国語」の問題について…。
一般的に公立高校の問題は常識的で、素直な問題。
数年前から出題されている放送による聞き取り問題。
正確に聞き取り、内容を正確に把握し、他者に正確に伝えられるか。
近年の傾向として、一般常識を問う内容となっています。
手紙・敬語・文化…現代の若者に失われつつあるもの。
1に読解力、2に語彙力 3に常識!!!
この3常識が、一番…厄介。一昔前までは、祖父母
同居の大家族。近所のおっちゃん、親戚のおばちゃんたちから
嫌ってほど干渉されて、世間の常識というものを
叩き込まれてきました。諺や慣用句も生き物として
飛び交っていた時代。
実は、私も3をどうやって教えるか…悩んでやみません。
今や、1に常識、2に語彙力、3にテクニック
ではないかと思うくらい。
さて、論説は昨年のセンター試験同様「鷲田清一」。
彼は、哲学者ですから、哲学的思想が文章に反映されて
いますが、常識的で読みやすい。
小説は「鷺沢萌」。頻出作者です。1968年生まれで
生きていれば40半ばですから、内容的にも
理解しやすかったはず。
古文は「徒然草」・随筆。公立の古文は、まさに
常識でいける程度ですから、気負うことなし!
共通して言えるのは、ここでは、一体何を
問われているのか、を正確に把握することです。
その為には、問題意識を持って読む/解く/見直す
ことが欠かせないのです。
そう…1に問題意識、2に常識、3,4がなくて
5に執念(合格したいと強く思うきもち!)でしょうか。

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