2週間ほど前に、Z会渋谷校で実施された講演会に行ってきました。
その時に興味深い話を聞いてきました。
平屋とビル…学問の構成を建物に例えた話です。
数学や英語などは、ビルのように基礎工事から始まり
そこへ積み上げていく勉強であるということ。
そして、理科や社会は、平屋のように横へ広げていく勉強である。
確かに、数学は連立方程式がわからなければ一次関数が分からず
一次関数が分からなければ二次関数や三角関数も理解できない。
でも、理科は生物分野が分からなくても
化学式は理解できるし、力学の問題も解ける。
だから、成績の推移が数学や理科では違ってくるんですね。
数学教室に来てくれる生徒さん達のほとんどが、入塾後3カ月くらいしないと
成績の変化があらわれません。
この3カ月の間に、勉強のやり方や弱点克服を徹底的に行います。
いわゆる基礎工事です。
この基礎工事が完了すると、面白いように成績はアップします。
そして次の段階は、上へ階を伸ばしていく作業。
基本問題から応用問題へ、さらに分野をまたがった絡み合った問題へ。
階が高くなるにつれ、難易度は上がるので
それなりの力と私たち指導者のサポートが必要になると思います。
この段階にくると、推移は人それぞれで
多くの生徒さんが苦しみだします。
勉強しているのに成績が出ない…そういう辛さです。
でも、ここはある日突然スコーンと抜ける時が来ます。
ばらばらに覚えていたものが、一気につながる瞬間です。
あんなに難しいと思っていたものが、スラスラ解けるようになるということは
本当にあることなのです。
そして、さらに上の階を積み上げる作業が始まる…
現在受験生の息子は、平屋の物理は完成に近くなっているようで
夏は化学の平屋を建てるようです。
しかし、数学のビルはなかなか進んでない様子。
もしかして、まだ基礎工事中?!
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