2012年4月14日土曜日

物理が苦手だったわけ【数学担当】

高校生の時、理系でありながら物理がとても苦手でした。
最初のころは楽しかったのですが、気がついた時にはわけがわからなくなり
なぜわからないのかもわからない、どこがわからないのかもわからない
…という状況におちいってしまいました。
結局、物理には最後まで苦しめられましたが
今思い返してみると、それはできなくて当然かなという思いがあります。

できない状況になっていた時の私は
問題を読む→数字をピックアップする→公式に代入する
という作業を繰り返していました。
公式にぴったり当てはまる数字が出てきている時はいいけれど
そうでないとき(自分で数量を操作してから代入)はお手上げ。
そもそも、値をどう扱ったらいいのかもわからなかったと思います。

数学ができないという生徒さんたちを見ていて感じるのは
私と同じ状況にいる人が多いということです。
公式の意味を理解していないので、何度問題を解いても
知識が定着してきません。
そして、彼ら・彼女たちは理解していないということにも
気がついていないし、理解するということ自体
どういうことかわからないということもあります。

数学教室ではしつこいくらい式の意味を解説しています。
なぜそうなるのかということを、生徒さんに説明もさせています。
こうしたことの繰り返しにより、本当の力がついて
知らず知らずのうちに応用力もついてくるのです。

あ~こんなこと、高校生の時に気がついていたら
もっと物理ができるようになってたのに~。

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