2012年1月25日水曜日

美人の定義【国語担当】

今、若い女性の間で「付け八重歯」が流行っている
とのこと。好きな形の八重歯を特注し、
用途(?)にあわせて、脱着可能な「八重歯」です。
八重歯のある口元は小悪魔的でかわいらしい…
AKBの板野ともみちゃんみたいになりたい!って…。
その昔、小柳ルミ子や石野真子など、八重歯がかわいらしいと
評判だった彼女たち。いまやしっかり矯正済み。
八重歯は影も形もありません。
時代の流れ、価値観の多様化などにより、美人に対する基準が
異なり、美人の定義が変化してきているのでしょう。
平安時代は、しもぶくれで切れ長の目、長い黒髪の女性。
江戸時代は、色白・細面・富士額・おちょぼ口・涼しい目元。
戦後、西洋の影響やパーマの普及により、栗色の巻き髪・
白人に近い彫りの深い顔立ち、パッチリとした二重瞼
健康的な小麦色の肌(わざわざ日焼けサロンで焼いたり)。
そして、えくぼ・八重歯・口角のあがった口元。
歯の矯正も老若男女、急増しているようです。
「一般人も歯が命!」ってわけですね。
顔形だけではなく、
「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」や
「大和撫子」なんて言葉に例えて、スタイル、立ち振る舞い、
内面の美しさも美人の付加価値。
美人薄命なんて言葉もあるから、無駄に生きてちゃいけない?
ふと思ったのですが、「美人」という言葉は、生きている…
いろんな意味で。
だって、美男子は二枚目→ハンサム→イケメンと
変化しています。「ハンサム」すら死語?!

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