2015年9月26日土曜日

テストで実力が出し切れないとき

二学期制の学校の期末テストが終わり、大方のところでその結果がでてきた。
生徒さんたちも結果を持って数学教室にやってくる。
普段の勉強の様子や過去問を解いたときの感触など、これならいい線までいけるな
と思っていたのに結果がふるわなかったというこが多々ある。
本人としても実力が出し切れずにしょんぼりしている。
いろいろ話を聞いてみると
「緊張してしまった」
「時間が足りなかった」
「やったことがあるのにその場では忘れてしまった」
などということを言っている。

テストは普段の勉強とは違う力の出しどころがあるので、そこをテスト勉強の時に意識して
やらないと上記のようなことになる。
まずスピード感。常日頃から時間を意識したスピード感のある状態で取り組まなければいけない。
普段のスピードを上げておいて、本番の時にはその7割くらいでという具合だとよい。
次に一日の勉強のなかで、いろんな問題を混ぜながら解いていく事が必要だ。
同じシリーズの問題は、一度やればもちろん次は解けるはず。
基本事項を覚える段階では、同じ傾向の問題を何度か繰り返して勉強することに意味はあるが
テスト勉強においてはこれは適切ではない。
問題を見てすぐその解法が浮かぶという一連の動作を鍛えていく事が大事である。
そのためには、問題集で言えば大問の(1)だけをどんどん解いていくなどといったやり方
が有効だ。
緊張してしまうことについては慣れが一番なのだが、一言いいたいのは
緊張しているのは自分だけではないということ。
みんな緊張している。むしろその緊張を味方につけるくらいどんと構えておいてほしい。

今回いい結果がでなかったとしても、それは無駄ではない。
必ず次につながる学習なのだから、くさらずまた次に進んでいこう。

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