2015年8月5日水曜日

出てきた色紙

長男の引っ越しに絡んで今、彼の部屋を大掃除している(私が)。
というのも、家族の不用品をこの部屋に大量キープしており、半ば物置と化しているからである。
10年前の引っ越しからずっとアクセスしていない品もごろごろしている。
例えば…キャンプグッズ・こたつ・壊れたプレステ・子供用バイオリン などなど。
長男引っ越し後空いた部屋を仕事部屋にするべく
とにかく家族の不用品は何とかしなくてはなるまいと重い腰を上げた次第だ。
ほとんどのものが即ゴミ箱行きだが、その中から
小学校の時の担任の先生が、生徒一人一人にあてて書いた色紙がでてきた。
似顔絵とメッセージが書かれている。
まず、絵がうまい。息子によく似ている。
メッセージは…
 クラスの喧嘩の仲裁をしたり、落ち込んでいる人にやさしい声をかけたり
 一年間ずっとクラスを陰でささえてくれていましたね。
 ときには嫌なこともすすんでやったり、腹が立つこともぐっとこらえて
 がまんしたりもしていましたよね。
 そういう役回りというのは、大抵リーダーより大変で辛い思いをたくさんするはめになります。
 でも今はわからないかもしれませんが、あなたのような人がいるからこそ
 みんなは安心して生活することができます。
 また、苦労すればするほど、人は大きく成長できるのだと思います。
 みんなのために、そして自分の成長のために、みんなを支えてあげられる人でいてください。

先頭に立って引っ張っていくリーダータイプではない息子をよくわかっていたんだな
と改めてありがたく思った。そして、大人だからこそ分かる世の中の面倒くささが
文章にひっそりと表れていてちょっと感動してしまった。
きっと息子はこれを読んだ当初はまったく何も感じなかっただろうけれど
今ならわかることもあるのではないかな。
ちょっとしたトラブルがあって先生を批判する保護者もいたけれど
私は指導者としては心のある良い先生だと思っていた。
色紙を読んでやっぱりいい人だなとまた感じた。
この先生、今どうしてるんだろう。気になる。



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