2011年6月30日木曜日

思い出すきっかけ

高校時代、社会科がとても苦手でした。
特に日本史の文化史がまったく覚えられない。
そこで編み出した技が、「場所で覚える」という手です。
つまり、覚えるときに場所を移動して
〇〇文化は教室のあの場所で覚えた、XX文化は図書室のあの椅子で覚えた、
というように、内容と情景をリンクさせておくのです。
テストの時「この絵は…あ、あの椅子で覚えたからXX文化だ」と言うように…。
正直言ってこの手は一夜漬け技なので、あまりお勧めしません(苦笑)。

でも、覚えた時の状況がはっきりしていると、思い出すきっかけになりませんか。
私は生徒さんに教える時に、必ず生徒さんのノートに記入し説明をします。
そして、また同じ間違いをしたら、そのページに戻って同じ解説をします。

例えば「平方せよ」という問題を間違えてしまう生徒さんには
「㎠」と書いた文字を見せ
「何て読む?平方センチだよね。正方形の面積は一辺の二乗でしょ。
だから平方といわれたら、二乗するんだよ」
と同じ解説ノートで同じ説明をします。
すると、何度かするうちに「㎠」を見ただけで、私が何を言うかわかるわけです。


解説をするときには、必ず同じページを使って同じ解説をする。
覚えた時の情景を引き出してくる。
それが思い出すきっかけになると考えています。

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