2016年2月20日土曜日

宿題が間に合わない

生徒さんに宿題が間に合わないので相談したいと言われた。
問題を解くのに時間がかかり、とてもこなしきれないというのだ。
まず確認したのは、毎日数学を勉強しているかということ。
返事はイエス。時間もかけているようだ。
私が出している宿題は、こちらからみればそれほど多いとは思えず
また、それをやらなければ内容を理解するに至らない、必要最低限の量だと考えていた。
生徒さんが言うには一問解くのに時間がかかり、しかも正答を得られないため
解き直しにさらに時間がかかるということであった。

いろいろと話してみて次の2点が時間がかかる原因だとわかった。
まず一つ目。
問題をみて解法が浮かばない問題をいつまでも考え続けている。
あるいはわからないので解法を教科書から探し出している。
二つ目。
その問題を解くための学習をしてから、日にちが何日も過ぎてから手を付けている。
たとえば学校の授業で習った単元の問題を1週間たっても放置して、
積み残しになっているずっと以前の問題をなんとかしようとしている。

前者はまったくもって時間の浪費である。考えてもわからないものはすぐに
解答をみて解法を学習すべきだ。解答解説を見てわからなければ教科書に
戻るのはいいが、最初から教科書で探し出すことも時間をロスしている。
後者については、すぐに改善すべきである。
積み残しの宿題はいったん放置し、時間があるときに調整する。
まず、習った問題から復習していけば問題はサクサクとけるし気分もいい。
時間がたてばたつほど、記憶は薄れていくので、
考える→解法が解らない→解説を読む→解き直しをする
といった無駄なルーチンが増えてくる。
勉強は時間ではなく内容である。
いかに効率よく勉強するかがカギである。

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