2015年12月6日日曜日

テストで点が取れない

期末試験が終わった学校、これから始まる学校などちょうど今がテスト週間である。
テストが終了すると生徒さんたちはその結果を見せてくれる。
普段からきちんと勉強している人は結果もよく、宿題などさぼりがちな人はそれなりである。
しかし、時々(少なくない人数で)よく勉強しているのに結果がでない人がいる。
そういう人たちは、本人も一所懸命勉強していただけあり、がっかり感が大きい。
見ているこちらとしても気の毒である。
しかしなぜこのようなことが起きるのだろうか。原因はいくつか考えられる。
①ケアレスミスをする
②計算が遅い
③勉強した内容をテストの時に忘れてしまう
④テスト時間を有効に使えない

①ケアレスミスの例としては、A:Bの比をB:Aとして書いてしまう、今年の人数を聞かれているのに
昨年の人数を答えてしまう、などがよく見られる。
日頃の勉強でケアレスミスを軽く見過ごすことなく、また自分の起こしやすい間違いは何かを
把握しておくことが大事だ。さらに、解答欄に記入する前に一度問題で問われていることは
何かを確認する癖をつけたい。
②計算が遅いのは、意外と本人が気が付いていないことが多い。時間にとらわれない
勉強をしていると計算スピードが上がらず、テストの時に最初の計算問題で手こずることになる。
周りが次の問題に入っていたりするとさらに焦って、ミスをおかすなど良いことがない。
文章題で式はあっているのに答えが違ってくる人たちは、この傾向があるといえる。
日頃から時間を決めてその中でスピード感のある勉強をすることが大切だ。
③勉強した内容をテストの時に忘れてしまう人は、一週間の中でまとめて勉強する人や
単元を前から順に勉強して最後のページがテスト前日になるような計画で学習している人にみられる。
大事なことは問題を見た瞬間に解法が浮かぶ瞬発力だ。まとめて勉強する人は
この瞬発力に欠ける。また、前から順に勉強すると時間差で試験よりずっと前に学習したものは
忘れてしまっている。
テストで点数が取れない人にはこのタイプの人が実に多い。
まず毎日やること。そしていろんな単元を混ぜながら瞬間的に解法が浮かぶ学習をしよう。
④テスト時間を有効に使えない人はテスト監督をしているとよくわかる。
スタートの合図とともにすぐに集中力が高まらず、他の人が答えを書いているのに
ダラダラとまだ問題を読んでいる人。テストの終了10分前で既に諦めて
ペンを置いている人。これでは実質テスト時間の80%くらいしか使っていない。
集中力を上げるには日々の訓練が必要だ。自宅学習を始めるときに必ず行う
ルーティンを決めて(例えば計算問題)集中するパターンを付けることだ。
また、最後の最後に書いた解答が正答になることだってあると信じて最後まで諦めない
精神力をつけたい。

人によっては①から④までの複合型の場合もあるだろう。
自分がどのパターンなのか、テストの結果をみて分析し対策することが
次の結果につながる。後悔ではなく反省が次のステップを登るキーである。

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